グループホームの歴史

介護サービスであるグループホームがもともと誕生したのは、日本ではなくスウェーデンでした。
スウェーデンは福祉などの面でとても先進している国として今でも知られていますが、認知症高齢者グループホームが誕生したのもスウェーデンであり、発祥となっています。

1980年代。スウェーデンにある小さな街に普通の二階建ての家があったのですが、その家で行われている『グループリビングケア』と呼ばれる介護サービスが、今のグループホームの発祥と言われています。
このグループホームの原型となるものが、この時代に既に誕生していたのですが、日本ではその約10年後にグループホームのようなものが開設され始めました。これが1990年代のはじめの頃と言われています。

その後1997年には厚生労働省によって地方対応型老人共同生活援助事業として介護サービスが法律で整備されました。これは認知症高齢者向けグループホームのことになります。介護保険制度として在宅介護サービスの1つとして位置付けられたのです。

認知症グループホーム制度が創設され、2000年に介護保険制度が作られ、グループホームも制度化されました。利用者は少人数による共同生活に支障がないことが条件でした。その6年後、介護報酬が改定され、介護サービスに医療連携体制加算などが加わり、本人や家族が終の棲家として希望され、看取りに対してはどうするのか、グループホームの課題として挙げられました。そして医療連携やスタッフの教育、制度を整備することが考えられたのです。

グループホームを出ることになった人のその後の現状は、医療機関に入院をする人が大半です。それ以外の介護サービスには特定老人施設、老健、療養型医療機関への入所が多くあり、自宅に帰る人はほとんどいないというのが現状となっています。