在宅介護をする場合のポイント

在宅介護をする場合のポイントは、在宅にこだわらない、介護者が頑張り過ぎないことです。在宅介護にこだわって介護者が倒れれば、在宅介護は成り立ちません。

◯ひとりで悩まないで相談相手を見つけよう
日々の悩みや苦労はため込む前に家族や友人、隣人に話してみましょう。気軽に話せる相手として介護経験者が相談相手になってくれる電話相談もあります。お住まいの地域には、相談にのってくれる行政窓口や介護を支援してくれるプロの相談窓口が必ずあります。早めの相談が長丁場の介護をのりこえていくポイントです。

◯上手に人の力を借りよう
「自分が頑張ってやらなければ」と気負わずに、「これを手伝って」「ここを助けて」と上手に人の力を借りましょう。本人の実際のようすを知ってもらう機会にもなります。

◯介護者の生活スタイルを大切に。暮らしに息抜きと楽しみを
介護者自身の暮らしに潤いがないと、認知症の人への関わりもギスギスしてしまい、本人の不安や混乱を招いて介護がかえって大変になります。介護者であると同時に「自分」を大切に、今までとおりの自分なりの楽しみや人とのつながりを続ける時間を確保しましょう。

◯本人から離れる。心と身体を休める
いらいらしたり疲れたと感じたときは頑張りすぎないで、わりきって短時間でも本人と離れましょう。介護をしばし忘れてぐっすり休むことが必要です。そのためにも、ぜひ「お願い」できる人の確保を。ショートステイ、デイサービス、ヘルパー訪問看護などの介護サービスを上手に利用しましょう。

◯医師や看護師の確保
健康管理や持病の治療のほか、発熱などの急な場合の医療の確保が大きな課題です。ふだんからかかりつけ医に定期検診してもらうなど、ふだんの様子を知ってもらい、家族も気軽に相談しましょう。かかりつけ医が見つからない場合は、行政窓口やケアマネジャー、訪問看護ステーションなどに相談をしましょう。

◯「家で暮らすこと」だけが良いとは限らない
本人、家族の安心安定のためには、グループホームや施設に移り住むほうがお互いにいい結果を生む場合もあります。
「家で暮らす」ことにこだわりすぎず、「どこで暮らすのが良いのか」、本人の意向を大事にしながら、家族、親族で充分話し合いましょう。認知症の人にとっては、なじみの暮らしを続けることがとても大切なので、まずデイサービスに通い、なじんだらショートステイ、その後施設に入所と穏やかに移り住むことが理想です。
そうした継続的なサービスに力を入れるサービス事業者も増えてきています。