認知症ってどんな病気?
脳の老化に伴う物忘れは、生理的な「老化現象」であり「病気」ではありません。年をとると、物忘れが起こるのは老化現象として当たり前のことですが、単なる物忘れの場合は、体験したことの内容を忘れることはあっても体験したこと自体は思い出します。認知症の場合は体験したこと自体を忘れます。
よく例に上げられるのが、食事をして「何を食べたか思い出せない」のが物忘れ、「食べたことさえ忘れる」のが認知症です。
ただし認知症になっても、いきなりすべてを忘れるようになるわけではありません。認知症は記憶など知的機能の障害ですから、感情は変わらずに残ります。忘れっぽくなったことを一番不安に思うのは本人自身です。
【認知症の主な症状と進行】
◯記憶力が低下する
初期の頃は、新しい記憶があいまいになりますが、昔の記憶はしっかりと保たれています。症状が進行するにつれ、今起こっていることを記憶することが困難になり、昔の記憶を断片的に思い出しながら毎日を過ごすようになっていきます。
◯理解力・判断力が低下する
ものごとを推測したり、順序だてて行動することが難しくなります。また、計算ができなくなったり、今まで普通にできていたことができなくなることもあります。
◯見当識障害(今いる場所、時間、人の見当がつかなくなる)
初めは日にち、そのうちに月がわからなくなり、進行すると季節や朝夕などの時間がわからなくなります。つぎに場所や空間の認識ができなくなり、自宅でも迷うようになります。さらに、人の見分けがつかなくなり、配偶者や子どもの顔をみてもわからなくなります。
◯感情のコントロールができなくなる
見当識が働かなくなると不安に陥り、その気持ちをうまく表現できずにイライラしたり、また周囲からみて異常と思われる行動をとることがあります。
◯生活動作障害、歩行障害
排泄、更衣、入浴、食事など基本的な生活動作障害、歩行障害などがあらわれます。
【認知症進行の3段階】
《第一段階》 軽度
もの忘れが激しくなります。不安がこうじてイライラすることもあります。また物事に無関心になったり、うつ状態になることもあります。時間がわからなくなるのも初期の特徴です。
《第二段階》 中度
場所や人に対する見当識障害がでてきます。道に迷ったり今までできたことができなくなったり、日常生活に手助けが必要になります。
《第三段階》 重度
食事や排泄の手順がわからなくなり、体も弱って動きが鈍くなります。
よく例に上げられるのが、食事をして「何を食べたか思い出せない」のが物忘れ、「食べたことさえ忘れる」のが認知症です。
ただし認知症になっても、いきなりすべてを忘れるようになるわけではありません。認知症は記憶など知的機能の障害ですから、感情は変わらずに残ります。忘れっぽくなったことを一番不安に思うのは本人自身です。

【認知症の主な症状と進行】
◯記憶力が低下する
初期の頃は、新しい記憶があいまいになりますが、昔の記憶はしっかりと保たれています。症状が進行するにつれ、今起こっていることを記憶することが困難になり、昔の記憶を断片的に思い出しながら毎日を過ごすようになっていきます。
◯理解力・判断力が低下する
ものごとを推測したり、順序だてて行動することが難しくなります。また、計算ができなくなったり、今まで普通にできていたことができなくなることもあります。
◯見当識障害(今いる場所、時間、人の見当がつかなくなる)
初めは日にち、そのうちに月がわからなくなり、進行すると季節や朝夕などの時間がわからなくなります。つぎに場所や空間の認識ができなくなり、自宅でも迷うようになります。さらに、人の見分けがつかなくなり、配偶者や子どもの顔をみてもわからなくなります。
◯感情のコントロールができなくなる
見当識が働かなくなると不安に陥り、その気持ちをうまく表現できずにイライラしたり、また周囲からみて異常と思われる行動をとることがあります。
◯生活動作障害、歩行障害
排泄、更衣、入浴、食事など基本的な生活動作障害、歩行障害などがあらわれます。
【認知症進行の3段階】
《第一段階》 軽度
もの忘れが激しくなります。不安がこうじてイライラすることもあります。また物事に無関心になったり、うつ状態になることもあります。時間がわからなくなるのも初期の特徴です。
《第二段階》 中度
場所や人に対する見当識障害がでてきます。道に迷ったり今までできたことができなくなったり、日常生活に手助けが必要になります。
《第三段階》 重度
食事や排泄の手順がわからなくなり、体も弱って動きが鈍くなります。