『館長のこころ』始まります。

 今年1月からゴールドエイジの館長や役員や執行役員が書いてくれていて、毎月20日に館の職員に配布されます。これはアサヒグローバルホームの店長・役員やゴールドトラストの役員・部長なども同じく自分の『こころ』を書いて、部下や上司に配布させていただきます。コミュニケーションツールの様なもので、お互いの理解を深めるために始めています。
 私自身はもう40年以上『社長のこころ』『会長のこころ』を毎月書き続けていました。書く大変さや読んでもらってお互いの気持ちが分かることは非常に良いことだと感じています。今は会長のこころは書いていません。この『会長のひとりごと』を毎月4枚書いているのですが、正直書くことは少し苦しい作業となります。館長さん達も忙しい仕事の中で人に読んでもらう文章を書くことは最初は苦しいのですが、だんだん慣れてくると楽しくなるものです。これも自己表現ですので、正直に思ったことを書いていると本人の心もすっきりするものです。宜しくお願いします。
 『社長のこころ』は40年以上前に日本一の経営コンサルタントのタナベ経営㈱の田辺昇一先生が社員さんへ配布していました。それを私が真似して書き始めたのです。何が一番良いかと言うと①書くためには自分の言いたいことをまとめて、人にわかりやすく伝える能力が向上します。②喋ったり話すことはすぐに消えてしまいますが、書いたものは証拠としてずっと残ります。そして読み返してフィードバック分析(振り返り)もできるのです。③そしてやはり自分の失敗や間違ったことや恥ずかしいことを正直に書くことによって共感されたり励まされたり。④そしてリーダーとして部下にお願いしたいことや指示や指導のツールとしても良いのです。⑤一番良いことは、社員さんが今の館長の苦しみや楽しみを理解してくれることです。すると社員さんが館長のことを理解してなんでも協力してくれます。⑥難しいことは、嘘は全てバレてしまいますから、正直に書かないと部下から批判されますので、リーダーとしての資質が問われます。厳しいものです。
 そして、申し訳ありませんが、グループ会社の経営者層100人程(館長・店長・部長・課長)にはもう一つ2月にやってもらいたいことがあります。それは『10年先への私への手紙』です。経営者として、10年先にはどんな自分になっているのかを文章で書いて、封筒に入れて、10年間保管して、10年後に見るためです。私自身がやってみてもうびっくりです。10年前に書いた10コくらいの自分に全てなっていたのです。それを皆さんにも体験していただきたいと思います。ちょっと無理だなと思うことでも、まあ10年先だからもしかしたらやれるかもしれないな、と気軽に書いてみてください。夢は大きく、でっかく物事を考えて自分を伸ばしてください。10年先にはびっくりする程、自分の書いた項目が全て実現していることが体験できるでしょう。要注意は『〇〇になりたい。』ではなく『〇〇になりました。』と10年先のことでも過去完了形の文章で書くことです。宜しくお願いします。
 人間の能力は頭脳の3%しか使っていない(顕在意識)。そして97%は自分が意識していない能力なのです(潜在意識)。その97%を使うのがこの『10年先への手紙』です。不思議なほど夢は実現しますし、願望は必ず達成するのです。人生の成功法則はこの『潜在意識』を活用することなのですから。