日本一の『介護看護』の会社になりたい

 それは売上額や施設の数で日本一になりたいのではありません。私達のミッション・使命が現場に浸透して、介護の必要な入居者の皆様が元気に明るく楽しい生活をしていただくことで日本一になりたいのです。
 私達のミッションとは『寄り添い最高の暮らしを提供する』こと。それは言葉で言うことは簡単なことなのですが、私達が介護・看護の現場で実際に本当にやれているのかどうか、と問われると自信を持ってやっていますとは今はまだ言えません。やれている人もいますが、まだまだそんなミッションまで手が回らないと答える人がほとんどではないでしょうか。
 私達は毎日毎日時間単位でやるべきことが決められています。それが国民の税金の中から売上をいただいている『レセプト請求』のお金でお給料がいただける私達の介護の仕事なのです。厚労省さんからやるべき項目が細かく決められている上に、時間も決められていますので毎日が目が回るほどに忙しく働き回っています。国の基準は全国どこでも同じですから文句は言えません。厳しい国の財政の中で、高齢者は増え続けているのですから現場は頑張るしかないのが今の現状です。
 全国に住宅系の介護の運営会社は4,600社ほどあるのですが、ゴールドエイジは全国で第9位の実績です。規模的にも2,600室を超えていますし、経営的な成績の数字も他社と比べて良い成績となっています。その理由は、全国同じ基準であっても、当社はムダな時間を徹底して無くしています。シフトを正しくして人と時間の効率を追求しています。大量の経営数値がコンピューター管理されていますので、良い点、悪い点がグラフ化されていて一目で分かりますから改善が早いのです。そして当社独自の介護専用ソフトの『さつきちゃん』が各自の社員さんのアイパッドで情報共有されていますので仕事が効率よく行われています。このソフトは毎月100万円でバージョンアップされていますので、もう5億円以上かけて誰でも簡単に使えるソフトウェアになっています。
 なかなか良くやっているのですが、私はそれでいいとは思っていません。会社は売上や利益のために1,400人の社員さんが仕事をしているのでしょうか。それは違います。私達は世の中を良くするために働いているのです。お給料も必要ですが、目の前にいる介護・看護の必要な入居者様を助ける方が先です。世の中を良くすること、それは高齢になるまで十分に働かれて、今少し不自由な体になられた入居者様に『寄り添う』ことです。そしてお一人お一人の人生は全て違うことをよく理解してその人別の『最高の暮らし』を見つけてそれを提供することが私達の使命なのです。
 ハイハイ。毎日時間に追われて忙しいことは認めます。そんな使命だなんて、また難しいことを言わないでくださいと思っているあなた。分かりますが、私達は仕事のため(お給料のため)に生きていてはいけません。仕事はあくまで手段であって目的『使命の実現』なのですから。私達の成果貢献は売上や利益ではなく、『使命が達成』された時の入居者様の笑顔があったのかなかったのかです。そしてそれは私達一人一人の『責任』なんだと考えてください。
 アーあと、時間のないあなた。使命の実現に時間は不要です。それはあなたの心の中に『灯をともす』だけですから。