『文化的な生活』をしたいのですが…。

皆さん、私の一番好きなものが何かをご存知でしょうか…(?)今現在の私の最大の希望は、『水風呂』とオペラの『マリアカラス』なのです。もうこの2つがあれば私は大満足ですし、何も文句は言いません。ということで、1月の末に私の新居が完成いたしました。はい、マリアカラスのオペラの大音響の中で大満足ですし、水風呂の13℃は身も心も引き締まる快感となっております。
13℃は簡単にはできません。『チラー』という専用の冷水機械がいるのですが、私はお風呂のユニットバスの天井の上にこの機械を置いて冷水にしています。ちなみに話は変わりますが、日本酒の飲み頃の温度を分かりやすくお知らせしますと、10℃冷酒、20℃常温、30℃日向燗(縁側の廊下の上の温度)、35℃人肌燗、40℃ぬる燗、50℃熱燗、55℃飛び切り燗です。それで水風呂は13℃ですから、まあよく冷やした冷酒のようなものです。すごく気持ちが良いのです。
さてマリアカラスですが、私は海外にいることが多いのですが、どこの街、どこの国に行っても『オペラ』は必ず観ることにしています。アメリカ人は英語ですから、オペラのイタリア語は分からないのです。座席の前のシートのところに、小さく中学英語でオペラの英語訳が出るのですが、それを見てアメリカ人もだいたい分かった気持ちになってオペラを鑑賞しています。しかしアメリカは凄いですね。ニューヨークでは365日毎日上演しています。イタリアのミラノのスカラ座は有名ですが、年間3ヶ月程でしょうか。それ以外はオペラはお休みです。
皆さんは『神が降りる』は分かりますか。3回か4回に1回はオペラでも体験します。オーケストラでもクラシックでもこの神が降りるはあるのですが、オペラでは格別ですね。涙が出るし止まらない。私は特に女性であればやはりソプラノ。男性であればテノールに感動してしまいます。イタリア語もわからないのに、なぜ体験して感動してしまうのでしょうね…。分かりません。
話が横道に逸れてしまいましたが『私の文化的な生活』です。私ももう70歳になってしまいましたので人生の後半は文化的な生活がしたいのです。本宅以外の私の名古屋のマンションは、もう本だらけで(読まないのに大量に買います)私の文化的生活はメチャメチャなのです。このままここでお亡くなりになると、倉庫の中で一生が終わってしまいます。だから私は『水風呂』と『オペラ』で『文化的生活』をして、一生を完了したいと念願して引っ越ししました。
ということで、私の名古屋での文化的な生活が始まりました。私は今70歳ですから、ゴールドエイジの使命や理念である『人生100年時代のこれから始まる30年間が最高だと思える黄金の人生(ゴールドなエイジ)を提供する』そして『これから始まる生活が一番楽しいと感じる人生最高の30年間を過ごすセカンドライフを入居者の皆様に提供したい』。私はゴールドエイジの責任者なのですから、まず私がそれを実行して体験して皆様にもご提供したいと考えています。
生きてゆくということは幾つになっても不安なものです。それは何故かというと、80歳になっても90歳になっても、それは本人にとっては初めての体験なんですね。だからどうしていいか分からない。自分で体験しないと人の話を聞いても私の人生と生き方とは違うのですから、参考になりません。だからいつもワクワクしながら、ちょっと不安でちょっと楽しい人生にしたいものです。私の場合は『文化的な生活』で暮らしたいものです。