『賢者の選択』にテレビ出演いたしました。

BS朝日で5月9・10・11・16日、4回放映されました。ホームページでも見れますから、一度見てやって下さい。(http://www.kenja.jp/index.php)
テレビ出演前はやっぱり専門のメーキャップさんにお化粧をされるんですね。それと放送禁止用語が大変でした。打合せで15コの言ってはいけない言葉を私は『連発』した事が分かりましたが…。
テレビとは難しいものだと痛感いたしました。いかに私の『日常語』が下品で、言ってはいけない言葉で構成されているかを自覚いたしました。商品の『差別化』と言ったら『区別化』と言い直して下さいと言われて、又テレビカメラで撮り直しですから…大変でした。
スタジオは照明で熱くて、カメラが5・6台動いていて、カメラの方は見ないで下さいと言われても、気になって仕方ありません。しかしちらっとでも見ると、いやらしい『カメラ目線』ですから…必死で見ない様に無視して頑張りました。
まあ『賢者』ではない私が『賢者の選択』に出演するのですから、元々おかしな話しです。なんとか45分の収録はドタバタと終わりました。
アシスタントの女性アナウンサーは近くで見ると凄い美人でしたし、ニュースキャスターで大学の先生の蟹瀬さんは、200回以上の番組ですからさすがに慣れていて話しが上手でしたね。
一度はお断りしたのですが、成り行きで出ることに致しました。それはやはり『高齢者の住いの新しい形』『高専賃住宅』の宣伝ですね。

世の中に初めての『高専賃』ですから、私達がこんなに頑張って、『日本一安い家賃』で『夜間もヘルパー常駐』で『介護専門浴室』と『オールバリアフリー』でやっていても日本中のほとんどの高齢者とそのご家族は分からないのですね。
一人でも多くの人達に知っていただいて、選択肢の1つに入れていただきたいのです。あまり宣伝はできない番組ですが、日本中の人達はやはり高齢者の問題には感心がありますから、番組でもとり上げたかったのでしょう。

私が一番印象に深かった言葉は、蟹瀬さんが言われた『これからは高齢者がマイノリティからマジョリティになる。』でした。目からウロコでしたね。今までは『高齢者』や『介護』はマイナーなイメージで、少数派の力のないグループでしたね。
しかし考えてみて下さい。2015年4人に1人が高齢者(26%)、2050年は3人に1人が高齢者(36%)ですから、もう完全に多数派でこれからの日本の主流です。当然に力のある発言もしますし、選挙は多数決ですからどんどん政治にも影響力を持ちます。介護で働く人達の人数を加えれば、もうこれは完全にマイナーどころか日本では完全に多数派中の多数派ですね。

今はほそぼそとやっている私達の高専賃のゴールドエイジや介護もその頃には、トヨタやナショナルや、三菱銀行の様に『花形』の産業となって、ビッグビジネスになっていることでしょう。
介護で働く人達も、大企業と同じくらいたくさんの給料は夢ではなく、あたり前…ですね。早くそうなるといいのですが…。
必ずそうなると私は信じていますが、今はしかし地道に、コツコツと、少し苦労しながらその日の来るのを楽しみに努力しなければなりません。頑張りましょう。