『高齢者住いの法』が8月19日法改正されました。

高齢者専用賃貸住宅(高専賃)と、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)の登録基準が、大幅に変更されました。一戸当り25以上(約15帖)でトイレ・洗面・収納付きなどの条件を満たさないと登録できません。

ゴールドエイジの場合は、今は高専賃の登録もされています。それ以上に、よりレベルの高い快適な住いとして認められた『適合高専賃』として全棟登録されています。
ゴールドエイジは18や22のお部屋が多いのですが、それは食堂やリビングやお風呂を大きくしたいと言う『私』の判断で建設致しました。お部屋は少々狭くても建物全体は広くなっているので、全国の各都道府県の厳しい審査に合格して全棟『適合』の登録をいただいています。

思い起こせば、岐阜県の自治体が一番厳しかったですね。介護用のお風呂場が、『公衆浴場』の基準でした。仕方が無いので部屋を5つ程減らして、洗い場や脱衣室を広くしました。
宮城県でも栃木県でも徳島県でも、当然三重県でも、いつも県下で初めての『適合』をいただきましたが、県や市の職員さんも初めての事でしたから、いつも『ゴールドエイジ』がテストケースとして見本になっていた訳です。各県の基準もバラバラで、一言で言って『大変』でしたね。
しかしそれから3年が経過して、『高専賃』も大幅な法改正が決定されました。レベルアップのためです。

私はもともと、5千世帯の住宅を設計して建設した経験と実績がありますし、94才の祖母を自宅で5年間介護をしましたから、高齢者がどうすれば『安全で安心で快適で楽しい生活』ができるか…。それだけを考えてゴールドエイジを作ってきました。
ローコストで良いデザインにこだわりましたから、全国から見学に来られる専門家の皆さんからいつも『良くできましたね。』とお褒めいただいています。
そしてまた、この3年間は介護で働くヘルパーさん達の業務改善や給料アップに努力しました。やはり厳しくて、苦しい介護の仕事をしている『ヘルパーさん』達がやりがいや希望を持たないと、入居者である『高齢者』の皆さんに喜んで生活していただけませんね。

中京テレビの『ニュースリアルタイム』(8月24日月曜日)でゴールドエイジが紹介されました。3時間もテレビ局の取材をされて、たったの1分の紹介でしたが、15分間高専賃住宅の特集番組でした。
その中で『寝たきり』の高齢者だけを、トイレのない『4帖の部屋』に入居させている住宅が紹介されましたが、やはり国もしっかりした基準を法律で早く作らないと日本中が混乱しますね。
『自民党』が大敗でした。私が何が言いたいかと言うと、これからの政治は『高齢者』が決めるのです。
何故かと言うと…。選挙は投票で決まりますね。多数決で決まるのですから、これからどんどん『多数派』になってゆくのは高齢者でしょ。と言いたい訳です。未成年の投票権のない投票者(2140万人)を除くと、今でも23.9%(2500万人)。あと15年たてば28.6%(3000万人)が65才以上ですから、介護で働く人達も含めて多数決で『政治』を変えられるのですね。

楽しい時代になってきました。税金のムダ使いをやめていただいて、公正公平に若い人も高齢者も『安心して幸せに生活できる日本』になればいいなあ…と私は切望しております。