【高齢者】医療法人様へ『一言、申し上げます…。』

まず一言。在医総管の在宅診療は24時間365日で『体がもたない!!』はまず誤解です。

ゴールドエイジの『サ高住』であれば、ナースもヘルパーも生活支援もすべて24時間、高齢者の健康を管理していますから、ドクターの仕事のお時間は週8時間から10時間です。それで100人までの患者様を在医総管いたしました。一人当りの診療報酬を5万円から8万円とすると毎月500万円、800万円と多額ですね。
夜間にドクターをお呼びすることは、サ高住のナース、ヘルパーの能力不足ですから、『恥ずかしいこと』です。ですから、基本的にドクターが夜間に呼ばれることはありませんね。11月に50人入居のゴールドエイジで『7人の看取り』をいたしましたが、ドクターは通常月とほとんど同じです。ここには一棟に60人の社員が居ますから、ドクターの負担はありません。ちなみに、50人入居に60人の社員(パート含む)を配置するとゴールドエイジの『サ高住』は赤字だとのご心配には及びません。全11棟(644人分)の中で『一番の収益』となっております。

さて次の一言は。サ高住の入居が心配。入居者が入らなければ、『赤字だからやらない』とドクターは言われますが、これが第二の大きな誤解です。

結論から言いますと、ドクターが介護付き、医療付きの『サ高住』を開業して、『入居者が入らないはずはありません』。私達介護会社がやっても、努力すれば満室経営ができるのですから、ドクターがやれば『必ず入居は入ります』ね。
その理由を申し上げますと、戦中、戦後の一番苦しい時代を生きて来られた、今の高齢者ほど『強い人達』はいませんね。ですから、贅沢もせずお金も使いませんし、少しぐらいの介護も我慢します。しかし『病気には勝てないね!!』でドクターが居てくれることが『一番の幸せ』ですし、信頼できて尊敬できるドクターが居てくれることが『一番の安心』なんです。
ですからドクターが介護・医療付きの『サ高住』をやれば『満室』です。私は医療関係のセミナーでよく申し上げることは、これからは『ドクターは介護をして下さい。』『私達、介護会社が医療をします。』です。私達が看護・介護の医療行為を行い、ドクターをサポートしますね。そして、ドクターが『サ高住を経営』していただいて、介護事業をやっていただければ、高齢者が『大安心』ですから、世の中のためですし、日本の超高齢社会も救われます。そして国保請求も多額ですね。

もう1つ酷いことを申し上げますと、なぜ世界中、日本中の病院に内科・外科はあるのに、『高齢科』『老人科』の専門ドクターが居ないのでしょうか。すみません。日本では人口の23%の3,000万人は65歳以上で、その中の17%の500万人が要介護の高齢者ですから、その専門のドクターが居ても不思議ではありませんね。と言うのが私の主張です。
ですから誤解を恐れずに申し上げれば、75歳以上の高齢者の『医療・看護・介護』は介護・医療付きの『サ高住』にお任せいただくことも、1つの新しい『医療の仕組み』になるのではないでしょうか。そこでもドクターがトップに居ていただいて、その下にナースだけではなく、専門の介護職員と専門の生活支援職員を置いていただければ、ドクターご自身が『体がもたない!!』と言うことはありませんね。

日本の新しい、高齢者の『医療』と『介護』の理想が実現できると私は考える次第です。はい。今回も失礼なことを多々申し上げましたことをお詫び申し上げます。