【高齢者】苦節8年、ゴールドエイジはやっと黒字です。

2012年12月に、ゴールドエイジの松阪(三重県)と中津川(岐阜県)が新規オープンしました。工事中の西尾(愛知県)が2013年3月オープン。鈴鹿(三重県)で3ヶ所、その他愛知県でもゴールドエイジの着工が予定されています。私にとっては『感慨無量』です…。
この約5年間、真っ暗な『トンネル』の中をガムシャラに、前へ前へと進み続けましたが、先が見えません。5年前からの『高齢者専用賃貸住宅』高専賃を始めた会社は、ほとんどが倒産してしまいました。全国の4万戸近い『高専賃』の入居率が50%でしたから、会社が潰れるのも当然です。

業界ナンバーワンの大手上場企業でさえ、2010年度で赤字6億円。2011年で赤字9億円ですから、たった2年間で15億円の損失でした。中小企業なら当然『倒産』ですね。私も危なかったですね。
しかし私はゴールドエイジだけでなく、他にも会社がありましたから、何億円も何億円もそこからお金を借りて、ゴールドエイジの運営を続けることができました。ありがたいことです。
そしてやっとトンネルを抜けて、2012年から再度活動を開始して、この2棟のめでたいオープンを迎えることができました。そして今年から、またいくつかのゴールドエイジが新規にオープンしていきます。高齢者の入居者様やご家族にも、感謝感謝ですね。
しかししかし、この何億円、何億円と言う赤字は、何故出たかご存知でしょうか…?それは入居者さんからいただくお金より、ゴールドエイジが支払うヘルパーさんの人件費や、電気水道代や家賃の方が多いからですね。空室があったから赤字があった。も正しいのですが、もし満室でも赤字となります。
それは入居者さんが支払う費用より、ゴールドエイジの支払う費用(人件費・一般経費)の方が多いからですね。
それは何故かと言うと、皆さんは介護付有料老人ホーム(特定施設)の家賃や食費や生活支援費や介護の1割負担の合計金額はご存知でしょうか。ゴールドエイジよりずっと高額ですね。同じ内容のサービスをしていても、介護費用のまるめの請求(包括請求)ができるので、一人当り平均20万円の介護報酬が国から入ります。ゴールドエイジは施設ではなく、昔の高専賃、今のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)ですから、訪問介護の30分単位で何をやるかが決められていますから、まるめて請求はできません。ですから一人平均8万円ですね。
これでは一生懸命やればやるほど『赤字』になるのですね。しかしこんなことは利用者の入居者さんにも、ご家族にも言えませんでした。手を抜かないと黒字にならないなんて、口が裂けても言えませんよね。しかし、反対に入居者の皆さんには、費用の負担が少なくて、介護も受けられて、安心で安全な生活ができます。そう言う意味では、ゴールドエイジは今日本で一番いいスタイルの高齢者住宅だと私は考えています。

さて今ゴールドエイジは『黒字』ですが、どうして黒字になったのかのマル秘をお話しいたします。①まずはヘルパーなどの社員さんがこの仕組みをよく理解して、やっていいことと、やってはいけないことがはっきりしたこと。②1分単位で仕事を管理しました(コンピューター)③入居者さんに介護をたくさん使ってもらいました。④パートの社員さんを増やしました。⑤デイサービスを付けました。⑥ご紹介での入居が80%以上になりました。⑦その他…。めでたし、めでたし。

と言うことで、今年も全社員が心を1つにしてゴールドエイジを盛り上げます。ご支援、ご協力をお願い申し上げます。