【高齢者】第3回『介護発表会』開催

7月24日(水)PM2時から4時30分まで、文化会館を借りて『介護の事例』発表会をいたしました。地域のケアマネージャーさんや介護会社さんにご参加いただいて、社員の参加者も含めて80人程の発表会でした。厚労省出身の『今瀬先生』の専門的なセミナーも60分行っていただきました。ご参加のケアマネージャーさんにとって、非常に勉強になる講演内容だったと思います。

私は少し涙が出そうになってしまって困ってしまいましたね…。それは話せば長くなるのですが、私にとって『介護事業』は今年で『9年目』となりました。それを思い出して、一人一人の『社員のリーダー達』が日頃の介護の事例を専門的な立場で立派に発表しているのを目の前にすると、やはり涙が出てしまう訳です。

ご家族でも出来ない大変な介護を24時間365日やってくれている社員さんの努力に感謝するとともに、入居者の利用者さん『700人』の皆さんの『日常生活』を考えると、私に全ての責任がありますから、ついこれでいいのかとか、これでご満足していただけているのか…。と深く考え込んで悩んでしまうんですね。

この8年の間に何百人かの社員が辞めてゆきましたし、何億円かのお金も失くしました。9年前には介護も看護も医療も全く『素人の私』がやり始めたのですから『多くの失敗』は当然のことですね。しかしやはりそれは非常に苦しい8年間だったと言うことです。
そんな苦しい8年間の間に私が助けられたのは第1には『社員さん』第2には『入居者さん』ですね。だから目の前で『介護事例』を発表している一人一人の社員さんを見ていると涙が出てしまう訳です。しかしその涙は悲しい涙ではなくて、誇らしい嬉しい涙ですからやはりこの仕事を続けていて良かったと思うとともに、これからも絶対に必ずもっともっと良くしていこうと確信して決心した次第です。

また『今瀬先生』が(安いコンサルタント料金で)5年間指導してもらっていなければ、当社は完全に倒産していたと思います。先生が根気よく社員を教育訓練してくださって、一人一人が自分の頭で考えて行動できる社員に成長させてくれました。その一人一人のリーダーが発表してくれたのですが、私の口から言うのもなんですが、日本中のサ高住の運営の中では『トップクラス』だと思います。

『デンマーク介護視察』『重い認知症の改善事例』『末期の入院患者の受け入れと看取り』『24時間切れ目のない生活支援と日本一明るいサ高住』『ヒヤリハットと内部監査室の報告』など地域のケアマネージャーさん達も真剣なまなざしで聞いていただきました。『日経ヘルスケア』の昨年11月号と今年の3月号にも、ゴールドエイジは『看取りのサ高住』と『24時間生活支援システム』が非常に良くできているということで特集されたほどです。

まだまだ不完全で問題をたくさんかかえてはいますが、ゴールドエイジではご理解のある入居者の皆さんのご協力と、社員一人一人の考える力と実行力で、『デンマーク型介護』を一日でも早く実現したいと考えています。そして私がいなくなっても、一人一人のリーダー達でゴールドエイジが発展していくことが私の唯一の希望ですね。

さて、考え方によっては『介護の現場』は戦争です。しかし考え方次第で『日本一明るく楽しい幸せなサ高住』も実現できるはずだ。という理想を追い続けることが大切ですね。そして社員も私も努力して、入居者の皆さんに喜んでいただけるゴールドエイジにしたいと決心しています。