【高齢者】(1)『家の哲学』と(2)『家の正義』その2

①からの続きです。②家の正義ってなんか怖そうですよね…。悪いことをすると警察に捕まってしまうのが犯罪ですが、私は『家づくり』も同じだと考えています。本当は家づくりにはそんな法律もありませんし警察も来ませんが、私は勝手に自分で『法律』を作って、会社の全社員さんに配布しています。それが次のページに載せた『家の正義』の全文です。そしてこれが私の会社の『家づくりの法律』です。 20年以上実行してきて、達成できたものは『○』、中途は『▲』、未達成は『●』の印がつけてあります。1つ1つがなかなか難しい問題ばかりでこの28項目の『犯罪リスト』の犯人を逮捕することは大変な努力が必要です。まあはっきり言って私のご存命中に全て解決できるとは私も考えてはいないんですね。日本中の住宅を全部ぶち壊して全て建て直さないと実現できないことばかりです。しかし私はもう25年以上前からこのリストに書かれていることを1つ1つ改善して今日までやってきました。そしてこれからも私の時間のある限り努力を続けます。

①皆さんは日本の住宅が平均27年で壊されているのをご存知ですか?そして日本の家は木造ですから焼却処分されて、オゾン層を破壊しているのですね。そしてその木材は全て輸入されていて、森林伐採で東南アジアや中南米の山々をハゲ山にして海を汚し地球温暖化の原因を作っているのですね。それが日本の家づくりだと知れば『警察呼んでください。』が当たり前です。しかし日本では非常識が当たり前。誰も何も言わないのですね。 ②日本の住宅はなんでこんなに高い値段なんでしょう。『自己破産の家』『年収の5倍の家』『ステップ返済詐欺の家』『消費者ローンの家』『損害賠償の家』『世界一高額の家』と私は書きましたが、どれだけ多くの人達が『高すぎる住宅』を購入して失敗していることでしょう。中には当然ローンが支払えない人もたくさんいますね。私の自慢話しは、私の会社で住宅を買った人の中で誰一人としてローンに失敗した人は居ないということです。私は日本で一番安く家を建てることに異常な執念を持って今までやってきました。安物の住宅を建てたのではありません。良いデザインでいいものを安く安く建てることに全力で取り組みました。お陰様で年間1,000世帯(賃貸・サ高住含む)近くの住宅を受注できるようになったのもその実績ですね。 ③あと日本の税制度を変えないと実現できないのが『税金控除のない家』これでは増改築もメンテナンスもすればするほど赤字ですから、アメリカのように住宅づくりで資産形成どころか、どんどん貧乏になってしまいます。 ④『メーカー利益75%の家』やはり大手ハウスメーカーの本社経費のテレビCMや工場製産の設備投資は莫大な金額ですから、原価の4倍にもなってしまいますね。簡単な話し私は地元で大工さんに建ててもらえばいいと思うのですが…。日本人は大手ハウスメーカーが大好きですから高い家になってしまいますね。 ⑤『狭い暗い汚い家』はそろそろ無くなりましたでしょうか…。 ⑥『高齢者の住めない家』ばかりだから私のゴールドエイジが人気ですね。 ⑦やはりこれからは『人のこない家』『庭のない家』はそろそろ止めにしたいものです。 はい、ということでこれが『私の家の正義』となります。25年以上努力しましたが、これからもこの『家の正義』を実現するために全力で取り組みたいと決心しています。私一代では時間がありません。会社の若い社員さん達が引き継いで取り組んでくれることを期待して、警察を呼ばなくてもいい住まいづくりを続けたいと思います。