【高齢者】高齢者と資産家の『7つの悩み』

『土地なんか無いほうがいいよ』と私はよく地主さんから聞かされました。土地があるから苦労する。税金も苦しい。農家の後継者もいないし、土地はあるけど現金収入が全然ないんですね。サラリーマンでお給料をもらったほうがずっといいよ。と地主さんはいつも言います。しかし私から見ればそれは『贅沢な悩み』であって、誰が考えても土地は無いよりあったほうがいいに決まっていますよね。

 しかし私も考えてみれば社長の仕事は苦しいので、社長なんかやらないで一人で自分の好きなことをしたいなー。とよく思いますが、社長の給料は高いですから社員さんから見ると社長はいいなー。ですね。人間というものはそもそも全員が贅沢な悩みを持っているものです。しかししかし本人にとっては真面目で真剣に苦しいと本当に思っている訳ですから、この悩みを私も真剣になんとかしてあげないと。と考えています。

 ですから高齢者と資産家の『7つの悩み』とは①まず『土地の悩み』です。土地だけあっても無収入ですからなんとかしようと努力するのですが、売ってしまえば現金にはなりますが、多額の税金を払って残った現金はお足ですからすぐに無くなってしまいますね。アパートを建てるのにも多額の借金ですから心配ですし、経営も素人ですから皆さんが失敗しています。生産緑地を解除しても調整地域の土地では建物は建てられないのですから農業を続けるしかありません。しかしご本人は高齢で子供達は会社勤めですから農業はできませんね。まあ考えてみれば贅沢な悩みではなく、本当に『苦しい悩み』だということが分かります。

 ②次にやはり『税金の悩み』ですね。収入がないのに土地の税金ばかり払って一生貧乏です。そしてお亡くなりになってからも多額の相続税が追っかけてくるのですから、日本は本当に税金の高い国です。その相続税も27年1月1日の税制改正から最高税率が50%から55%に上がります。世界中で相続税という税金を取る国はほとんど無くなっているのに、日本だけが55%に上げるのですからもう苦しい、苦しい、苦しい税金の悩みからは逃げられません。

 ③『相続の悩み』子供が3人いるとして誰に何を相続させるかは頭の痛い話です。ですから自分で決めないで、遺言も書かないでお亡くなりになる人が90%ですね。そうすると兄弟姉妹平等の法定相続となりますが、これは必ず争いのもととなります。やはり苦労でも苦しくてもご両親ご夫婦で決めてお亡くなりになってもらいたいものです。

 ④『賃貸経営の悩み』節税のためにアパートやマンションを建てる地主さんの気持ちも分かりますが、それは私から言わせれば本末転倒です。そもそも事業や商売というものはお客様第一でやらないと失敗します。自分の税金の都合で嫌々アパマンをやる地主さんが賃貸経営に失敗することは当然です。身から出たサビとなるのです。これも大きなお悩みの1つですね。

 ⑤『介護の悩み』家の中で介護をすると家庭崩壊です。(要介護3以上)自分の介護は、例えば私の会社のゴールドエイジでお願いしますと、ご本人が決めておいていただけると家族は安心ですね。

 ⑥『終活と保険の悩み』生命保険や入院保険や遺言や身辺の整理などやっておく悩みは山程ありますね。

 ⑦『会社設立の悩み』やはり株式会社は節税のために1つか2つ作っておくことを私はお勧めしていますが、これも大変に難しい悩みで苦労ですね。

 まあということで、仕方がありませんね。この『7つの悩み』は専門家の私にご相談ください。