【高齢者】『今どきの若い者は…』

 と言った瞬間に、その人は『老人』ですね。若い人には未来があるのですから、ちょっとダメかなっと思っても否定せずに可能性に期待したいものです。

 私は6月26日に『名古屋商科大学』で120人の大学生に100分程の講義をさせていただきました。この大学では企業の経営者を招いて創業の苦労話や、経営のノウハウを聞く講座を定期的に開催しています。まあそれで100分程お話をしたのですが、一ヶ月前から何を話していいのか分からずにずっと悩んでいました…。

 創業の苦労話や経営についてなんて『今どきの若い者に』話しても感動させることはできません。せいぜい授業中に睡眠薬を与えるようなものです。私は年間40回程のセミナー講師をしていますから、税金や建設や賃貸経営や医療介護のお話なら5時間でも10時間でもやれますが、学生さん相手のお話は40年間で初めてのことでしたね。

 そこで私は2つの『作戦』を考えました。①1つ目は、この100分間の話を私が一生懸命しても『今どきの若い者は』夕方になればみんな忘れていますね。そんな無駄な話は学生さんのためには良くありませんし、私にとっても無駄な時間です。だから120冊本を買って講義が終わったらその本を1冊ずつ渡すことにしました。これならもし私の話に興味をもってもらったら、この1冊ずつ渡した『教科書本』で授業が終わったあとも100時間くらい勉強する人もいるのではないかと私は考えたのです。

 ②次の作戦は私の苦労話ではなく、学生さんに『興味のある話』ですね。これが難しいテーマでした。しかし私自身がこの40年間にたくさんのセミナーに出ていて、一日時間を潰して1つのセミナーに出た時は『必ず1億円稼ぐ』と決心して毎回一生懸命に勉強していました。経営者にとっては『勉強はお金儲け』なんですね。真剣に勉強し続けないと会社の経営はできないものです。

 ですから私が年間40回のセミナー講師をする時も、今日参加された受講者の皆さん一人一人に『1億円』稼いでもらうんだ、という気持ちでいつもやっていました。それを今回の大学でも実行しようと決心しました。100人で一人1億円なら100億円のお金になる話をするんだと決めました。

 そこで選んだ本が『ユダヤ人大富豪の教え』です。50万部のベストセラーですからご存知の方も多いと思いますが、しかし私はこの本の解説をしたのではありません。私の40年間の経営者としての体験やノウハウをこの本に無理矢理合わせてお話しすることによって、学生さんが100分の講義のあと100時間の自主的な勉強をしてくれることに期待しました。『今どきの若い者に』私の熱意がどこまで伝わったかは、はなはだ疑問ですが、私は将来必ず一人一人に1億円は稼いでいただけるのではないかと確信をしています。

 お話としては17項目でした。その中で、『今どきの若い者に』特に参考になったかな、と思うテーマは①社会の成り立ちを知る(あなたの報酬・給料は何で決まるのか)②自分を知り大好きなことをする(あなたは自分が何者か、誰か知っていますか)③お金の法則を学ぶ(普通の人はなぜお金持ちになれないのですか)④アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする(人生で望むものを全て手に入れる方法)⑤勇気をもって決断し情熱的に行動する(みなさんは間違った判断をするのが恐いですか)⑥夢をみること(みなさんの夢はなんですか)⑦その他…。

 私も真剣にお話しさせていただきました。『今どきの若い者に』期待して信頼しないと日本の将来はありませんね。この人達が活躍されることを祈ります。

 ご興味のある方はこのセミナーDVDをお申し込みください。