【高齢者】人気の『サ高住学校』を閉校します。

 2泊3日のサ高住学校は、新しくサ高住を始める介護会社様には大変にご好評をいただいていました。年間5回くらい行いましたからもう4年以上22回開催して、『450人の卒業生』となりました。しかし7月22日の第23回を最終回にして閉校いたします。

 そもそも始めた理由は、私は9年前からこのサ高住(当時は高専賃)の経営をしたのですが、自分で言うのも申し訳ないのですが、経営に実績と自信のあった私でも、このサ高住の運営では大赤字を出して、死ぬような苦しい経営をしました。他の施設と比べて介護報酬が極端に低いサ高住の経営は利益が出ないどころか、多額の赤字が何年も続いてしまうのです。逆にその分、入居者の高齢者の皆様には費用負担が少なくて、24時間介護が受けられるサ高住は、安全で安心で楽しい生活ができるので一番いい『老後の住まい』だと思います。しかし経営はいつも苦しいのです。

 ということで私と同じ失敗や苦しみを介護会社さんができるだけしないように教えるサ高住学校がスタートしました。そして全くのボランティアで一切の利益や営業目的はなくサ高住学校を運営していました。さてしかし今2年間で18万戸のサ高住が全国で建設されています。そしてやはりたくさんのサ高住が私の予想通り赤字経営で倒産し始めました。残念なことです。

 もうサ高住学校でいくら教えても、介護会社さんのお役には立てないと私は判断しました。やはり毎月1回か2回、その介護会社さんへ訪問して実際の運営を指導しないと、赤字を止めることはできませんね。しかしゴールドエイジにそんな時間も人も無いので行くことはできません。しかしどうしても現場での指導をしないと、学校で勉強しただけでは赤字は止められないのです。

 ということで日本でナンバーワンのコンサルタント会社にお願いして、その先生方に指導に回っていただくことをお願いしました。しかし先生方も経営のことはよく分かりますが介護の現場のことはなかなか分からないのです。そこでゴールドエイジが開発したサ高住運営ソフト『さつきちゃん』を使用してもらうことにしました。そうすると介護の現場が手に取るように分かりますから、コンサルの先生方も現場での指導ができます。まず最初に先生方にさつきちゃんソフトの使い方を覚えていただければ全て可能ですね。ゴールドエイジでも『さつきちゃんソフト』セミナーを介護会社さんへ行うことくらいはできます。

 上手くいくかどうかは分かりませんが、全国のサ高住の赤字や倒産を防ぐためには『現場の運営』が今一番大事ですから、今までのサ高住学校を閉校した次第です。そしてこれからは『介護の運営』や『ソフトの教育』や『サ高住建設のノウハウ』を広めていきたいと計画しています。もうボランティアではやれませんね。毎月の指導の費用も要りますし、さつきちゃんソフトも無料ではありません。各種セミナーも必要ですし全て有料となります。ということで全体的には『サ高住学校』は止めて『実践サ高住運営学校』となります。

 会社というものは世の中のお役に立てれば存在すればいいし、お役に立てなければ無くなって倒産しても構わないと私はいつも考えています。さてさて、私共ゴールドエイジが高齢者のお役に本当に立っているのか。日本中の介護会社さんのお役に立てるのか…。利益を生む『実践サ高住学校』に挑戦したいと考えます。