【高齢者】中国の高齢化、巨大市場に…

 これは11月30日(月)の日本経済新聞の第一面の記事になっていました。介護最大手のニチイ学館さんは中国の急速な高齢化をにらんで中国企業を十数社買収して、来年(2016年)から訪問介護サービスを中国全土に展開するそうです。いやー大変ですね。それではゴールドエイジも中国へ進出いたしますかね…(?)しかし私は中国へは絶対に行きません。

 私がそもそも高齢者の介護をやっているのは『お金儲け』ではありません。①私が自宅で祖母の介護を実際に体験して『家庭崩壊』ぎりぎりだったので、こんな苦労はしてはならないと思ったからですね。ですから専門の『介護技術者』と専門の『介護設備』の無い所で介護はしないで下さいと申し上げています。

 ②2つ目は、今の経済大国日本をつくったのは私達の年代ではありませんね。それは戦前・戦中に生まれた今の高齢者の皆さんが苦労してつくり上げたものでした。私はよく海外に出かけますが、特に東南アジアに行って感じることは、日本は豊かで、安全で平和な国だということです。貧富の差もなく、アジアのどの国と比べても一番幸せに暮らせるすばらしい日本だと思います。

 ですからその高齢者の皆さんの功績に感謝するとともに、老後は幸せに生活していただきたいのでこのゴールドエイジを始めました。10年間、途中いろいろ苦労はありましたが、なんとかその気持ちを忘れることなく今まで頑張れました。はい、ということで私は『日本の皆様』しか介護のお世話はいたしません。中国人の方も、アメリカ人の方も、ドイツ人の方も私はやりません。

 タイのバンコックでゴールドエイジの介護が始まりそうですが(マレーシア・フィリピン・オーストラリア・ハワイでも)タイ人の方の介護はいたしません。タイに住む日本人の高齢者のお世話をしたいと考えています。日本から海外に仕事で移住されて、ご苦労されて、日本のために働いたこの『企業戦士』の皆さんは老後もタイにお住まいになりたいんですね。だからゴールドエイジがタイで介護をして、『畳の上で死にたい』と言われれば、日本のゴールドエイジは1,000戸の部屋がありますから、いつでも日本に来ていただけますね。またちょっと『日本の孫』に会いたい時は、日本のゴールドエイジに1ヶ月でも2ヶ月でも滞在できるのです。まあこんな計画と夢を私は持っていますから、なぜ中国人の方のお世話はしないと言っているのかの意味はお分かりいただけると思います。

 中国の人口は13億6,700万人で、その15%が60歳以上です。現在約『2億1,200万人』の60歳以上の高齢者がいて、毎年『850万人』ずつ増えているんですね。日本の65歳以上の高齢者は2015年9月15日現在で『3,384万人』ですから、中国はざっと6.3倍の高齢者がいるのです。『一人っ子政策』でしたから(今年は一部変更)子供は両親に一人だけ。祖母祖父4人に一人の孫しかいないのです。そして『介護保険』もありません。大変ですね。

 中国はいったいどうやってこの『爆増高齢者』のお世話をするのでしょうか。その答えは『介護先進国』日本の『サ高住』にあると私は考えています。まあはっきり言ってしまえば、『ゴールドエイジ』と同じやり方、同じ方法で中国でも高齢者の介護をすればいいのです。日本でも同じですが国の負担が一番少なくて、利用者の皆さんにも喜んでいただけるのがゴールドエイジの介護なんですね。私は中国人の方の介護はいたしませんが、中国でやり方をご指導することはできます。実際に中国へ来て教えてくれないかと言われていますから、一度出かけましょうかね。