【高齢者住宅】『あなたの老後』もうありません!!

 私は1,000人の社員さんに毎月20日に給料を払う総責任者ですね。ですから『あなたの会社もうありません』という最悪のシナリオをいつも考えながら、そうならないように注意して会社経営をしています。『最悪』を考えてその時どうするかを先に考えておくことが経営者の実力ではないでしょうか。

 『あなたの老後』も同じですね。さて今回はその見たくない信じたくない、あなたの老後の『最悪シナリオ』をお知らせいたします。どういう訳か『会社の最悪シナリオ』と時期が重なってしまいます。時期は①オリンピック直後の『2020年』と②団塊の世代806万人全員が75歳の後期高齢者となる『2025年』です。この頃、日本経済もガタガタですから(私の予測では)会社経営も最大のピンチを迎えます。どうすればいいのかな、で私の頭の中はいつもいっぱいですね。

 たくさんの嫌な言葉で表現すると…。『下流老人』『老後破産』『低所得高齢者1,000万人』『老人漂流社会』『老人難民』『介護難民』『生き地獄』『一億総貧乏』『老々介護5割突破』『独居老人』『孤独死』『介護家族崩壊』『老後消滅』『介護心中』『介護殺人』『自殺高齢者』『年金崩壊』『医療崩壊』『介護崩壊』『社会保障制度崩壊』『認知症1,000万人』『3人に1人がボケ老人』『老後資金1億円』『老後生活費7,000万円(65 90歳)』『長生きリスク』『老後リスク』『介護費用1人3,000万円』『認知だと6,000万円』『特養52万人待機』『介護離職10万人』『介護職員不足38万人』『介護者の4人に1人がうつ病』『家族介護者557万人』『介護疲れ』『老後生活費2人月23万円』『ゆとり上乗せ含むと36万円』『年金削減』『平均給与年間50万円減少』『預金率ゼロ』『ふざけんな日本発言』『消費税10%』『消費税29%目標』『消費税100%が適正』『相続税増税』『所得税増税』『国家債務GDPの277%』『2020年300%突破』『国の借金1,300兆円』『国民年金納付率40%』『国民年金給付月5万円』『厚生年金9万円』『夫婦基礎年金11万円』『年金支給70歳』『年金支給75歳が適正』『アメリカ・ドイツ67歳・イギリス68歳』『巨大経済津波2回、2020年2025年』はいはい、酷いというか、メチャメチャというか、壮絶というか、これが『最悪のシナリオ』でこれが現実になる確率は『99%』ですね。

 もう1つ嫌なお話しです。国内3位の大手介護会社の『メッセージさん』とセキスイさんの『積和サポートシステムさん』が施設を運営していたのが、事件の舞台となった『Sアミーユ川崎幸町』です。男女3人が相次いで6階のベランダから転落死する痛ましい事件でした。これはゴールドエイジでも他人事ではありませんね。このSアミーユでは『虐待』が半ば『常態化』していました。神奈川県警に元職員3人が暴行容疑で送検されています。そして積和サポートからは714件の事故が報告され、その中の61件で事故後に入居者が死亡していることが判明しました。

 29人の職員の中では18人が1年以内で退職していました。本当に酷い状態ですがこれは不思議なことではありませんね。介護職員の平均給与は手取りで21万円。一般平均の32万円より11万円も低いのです。職員も全く不足しています。しかし高齢者の数は爆発的に増えているのに財政の問題で介護報酬は減算されているのです。

 もう1つ、2015年度の社会保障給付金は117兆円です。年金56兆円・医療37兆円・介護10兆円・その他14兆円。それが2025年には、年金70兆円・医療60兆円・介護21兆円だけで151兆円になるのです。どこにそんなお金があるのでしょうね…(?)それは日銀が国債を印刷しまくって、自分で刷って自分で年間80兆円買いまくっているので、無いはずのお金が今は回っているんです(全て子供達への借金として残ります)。しかしそれもあと2年半で日銀保有の国債はGDPと同額になるんですね。終りです。

 さてさてということはもっと酷いシナリオがもう1つありました。それは2020年のオリンピックまでに壊れてしまうシナリオです。さて、あなたの老後も私の会社も『史上最悪のシナリオ』を乗り切る対策を考えるしかありません。幸運をお祈りします。