【高齢者住宅】ゴールドエイジの『開業ラッシュ』

 1月に稲沢市(31戸)、2月に春日井市(28戸)、4月に瀬戸市(28戸)、同じく4月に鈴鹿市の末広(53戸)、9月に一宮市の三条(33戸)、11月に一宮市の千秋(51戸)、12月に甲府(28戸)。一年間で7事業所、252戸を新規で開業いたします。

 サ高住の申請や建設には2年から3年の長い時間がかかりますから、今年の開業は既に2年以上前からの計画だったのですが…。実際にこれだけの数を開業したのは初めての経験なので、現場の社員さん達も四苦八苦で大変なんですね。

 まず一番重要なことは①館長さんを誰にするかです。このリーダー一人の能力と実力で全て各館の成績が決まってしまいます。ゴールドエイジにはたくさんの優秀な館長さん達が居るのですが、新しく開業するためには、新しい館長さんが必要ですね。初めて館長さんになる人が7人も必要なんです。だから色々失敗したり成功したり経験するしかありません。そうやって優秀な館長さん達が育成されていきます。

 第②に、働くヘルパーさん達の採用が難しいということは皆さんもご存知だと思います。ヘルパーさんが採用できなくて開業できないサ高住があるほどです。給与や時給を高くすれば採用できる…。という訳ではありません。運営する会社の考え方や、教育体制や、働きやすいシフトの組み方などヘルパーさんの立場になることですね。家族でもできない様な厳しい仕事ですから、ヘルパーさん一人一人のことを考えてバックアップやフォローやケアが必要です。

 第③に、あとは入居者が入るかどうかですが…。入居者はなかなか入居してくれません。サ高住運営会社全体の平均入居率は50%以下と言われていますが、それほどサ高住の入居は難しいのです。募集しても募集しても入居者は来てくれませんね。だからゴールドエイジは募集しません。ご紹介をお願いして入居者を集めています。まあこれが一番いい方法ですね。信用と評判を良くしてご紹介で入居していただいています。

 さて今年は開業するゴールドエイジは新しい方針で運営しています。

 ①開業時半年間は最小の社員数で行っています。そして入居者の人数に合わせて社員の数を増します。

 ②事務担当の社員を採用していません。ヘルパーさん一人一人が事務処理まで全て行うということです。私はこれでいいと思います。

 ③介護保険以外の『生活支援』がゴールドエイジの特色だったのですが、なんでもかんでも生活支援で行うことは止めました。介護保険でやれることは生活支援ではやりません。そう決めました。ですから生活支援の社員を減らして、ヘルパーとしての仕事に徹底しています。

 ④稲沢・春日井・瀬戸はPT(理学療法士)を採用してリハビリに特化させています。

 ⑤一部の館では障害者保険の対象の入居者を受け入れています。病院にも居られない。介護施設にも入れない。自宅で生活することが困難な障害者の人も、ゴールドエイジは『施設』ではなく『住宅』ですから入居できます。資格を持った専任のスタッフも居ますから安心ですね。

 ということで今年は大変に忙しい1年となってしまいますが、社員一同、力を合わせて頑張りましょう。そして『サ高住が日本を救う』。できれば『ゴールドエイジが見本を見せる』ことが少しでも実現できれば、こんな嬉しいことはありませんね。