【高齢者住宅】『館長』が5年間一人も辞めない『ゴールドエイジ』

 今年中(2019年)にゴールドエイジは『39棟』『1,696戸』になります。ソンポケア(ソンポジャパン)さんが日本一のサ高住の運営戸数で、132棟・7,649戸。ゴールドエイジは日本中で第9番目の戸数ですが、しかし非上場の会社ではもう日本で一番になってしまいました。社員数は正社員が309人(男性92人・女性217人)、パート社員が546人、合計855人です。今年中に900人を越えてしまいます。

 そしてそれを支えているのが34人の『館長さん』達なんですね。良く頑張ってくれています。感謝、感謝ですし、本当に良く努力してくれています。1棟の館の中で起こることは全て館長さんの責任です。子供さんが病気で休むパートさんの仕事は、代わりが居なければ館長がやるしかありません。夜勤の担当者が救急で病院に付きそう時にも、館に誰も居なくなってしまいますから、館長が夜中に出勤するしかないのです。24時間365日続く介護と看護の仕事の責任は、想像以上に苛酷なのだとご理解ください。

 どうしてそんなにキツい、酷しい仕事なのに館長さん達は仕事を続けられるのでしょうか。お給料が高いとか低いとかは関係ありませんね。第①には、入居者の皆さんからの『ありがとうね…』の一言があるから続けられるのです。それが無ければ3日で辞めてしまいます。やはり感謝されている、お役に立っていると思えるから酷しい仕事でも続けられるんですね。

 第②には、やはりプロとしての自覚とプライドでしょうか…。介護や医療の知識も技術も必要ですし、国家資格も必要です。勉強しないとやっていけません。それだけでは技術は身に付きませんから、現場での実習を何年も続けないと一人前のゴールドエイジの社員にはなれませんね。ましてや館長さんは部下の指導も責任ですから、何もかもできないとやれないのです。考えただけで苦しくなるお仕事なのに、どうして館長さん達は頑張れるのでしょうね…(?)

 第③に、やはり私は会社の哲学というか、理念・使命をはっきりさせています。お金儲けが目的ではありませんよ。世のため人のためと、日本の介護を私達がより良く変革していくんだと、館長さん達も考えてくれています。大げさではなく、社会を変える大きな仕事をしているんだ、という気概があるからやれるのだと私は思います。

 第④に、しかし気分や気持ちだけでは世の中を変えることはできませんね。やはり日本でオンリーワン、ナンバーワンの技術やノウハウや仕組みやマニュアルやコンピューターソフトがないとできないのです。日本一の実力と実績を持たないと入居者にも感謝されませんし、世の中にも認めてはもらえません。非上場日本一で満足することなく努力を続けるしかありません。

 第⑤とはいっても、仕事は楽しくないとやってられませんから、毎月一回の館長会議の前後は食事会、飲み会。年一回は館長さんだけの海外旅行(今年は韓国)。私の決心は館長の要望・要求は全て聞くということ。会社のお金は皆が稼いだ皆のお金なんだから、皆で使えばいいのです。給料も日本一にしたいのですが、パートさんは日本一の時給になりましたが、館長さん達はまだ足りませんね。しかし努力いたします。

 館長さんが5年間一人も辞めないで仕事をしていただいていることは、全く『奇跡』以外のなにものでもありません。できればこれからも宜しくお願い致します。今から4年後の2023年にはゴールドエイジは2倍の70棟・70人の館長さんになりますね。70人の館長さんが辞めない会社を目指したいと思います。