【高齢者住宅】テレビCMで『館長補助さ ん』やっています。

 介護の人材採用は大変に難しくて、どこの施設でも苦労しています。国の施設では人が居ないので閉鎖されているところもあるくらいです。ゴールドエイジはお陰様で採用は上手くいっています。フィリピン研修生の看護士やヘルパーも20・30人採用予定ですから、今年は約1,000人の社員数になり人材には不足していません。

 さてしかし、館長のような管理職人材がなかなか採用できないのです。今現在39棟の運営ですから、39人の館長は居るのですが、『副館長』が居ません。そうするとどうしても館長に負担が大きくなり、苦労させています。ということで今年は副館長を39人採用することを決定しました。

 決定したからといって、採用できる訳ではありません。ですから今までのテレビCMを止めて、新しい副館長専門の人材採用のテレビCMが去年の10月から放映されています。館長・副館長募集とか、館長候補募集と言いたいところですが、そう言ってしまいますと誰も来てくれません。それは介護の仕事に居る人なら、誰でも館長のような責任が重くて、厳しい仕事なんてやりたくないと思っているからですね。

 さて困りましたが…。しかしはっきり言って館長の仕事は難しいけど、やりがいのある仕事です。そして一般のヘルパーさんよりお給料もずっといいのですから、やってみたいなと思う人達も必ずいるはずです。しかし責任が重くて心配、やりたいけどちょっと自信がないし、と思っている人にはぴったりのCMができました。そのキーワードが館長候補でも館長補佐でもなく『館長補助』というネーミングでした。どういうわけか応募する人が凄く多いのです。

 希望的観測ですが、今年一年間で『39人の館長補助さん』が採用できるような気持ちになってきました。嬉しいことです。何が嬉しいかと言うと、今全力で頑張ってくれている館長さんに少し楽をさせてあげられる。心と体に少し余裕を持ってもらって、その分は入居者様の高齢者がより良い生活ができるように仕事をしてもらえるからです。

 今日も朝の執行役員会議で、館長補助さんが採用できたら、今年の館長海外旅行は4泊6日だってできるから、いいねー、なんて楽しい冗談を言っていました。まずはお客様第一、入居者様第一ですが、一番苦労している館長達も第一に考えていかないと、苦しいばかりの介護の仕事になってはいけません。

 さて、今年も1月から『事業計画』がスタートしました。ゴールドエイジの私達の『使命』とは、『一人ひとりに寄り添ったチームケアを提供し、笑顔と安心を実現する』です。『寄り添った』とは、入居者さん一人ひとりの歩んできた道を大切にすること。思いに向き合うこと。思いの実現を共に喜べること。『チームケア』とは、介護・看護・医療・生活支援・家族で連携すること。日々の情報をつなぎ、共有すること。それぞれの専門知識・技術を活かすこと。『提供』の仕方とは、目配り・気配り・思いやり、丁寧で心地いいこと。『笑顔と安心の実現』とは、穏やかな日常をおくること。人とのつながりを感じられること。ここにいて良かったと思えることです。

 そして私達の『ビジョン』は『笑顔いっぱいのゴールドエイジ』です。ビジョンとは私達の使命を実現したときにどうなるのか…、想像して考えてみると、そこには『笑顔いっぱいのゴールドエイジ』がありますね、ということです。

 私達だけでは実現できません。どうか入居者の皆さんもご協力をお願いいたします。使命・ビジョンが今年必ず実現しますように…。祈念いたします。