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会長のひとりごと

2022.09.16

コロナのクラスターが止まらない

 もう2年半になるので、コロナは終息すると考えていましたが、私の予想は甘かったようです。ゴールドエイジでは7月9日から8月8日までの1ヶ月間で『21館』にコロナが発生してしまいました。各館には3・4台の『空間除菌装置』を入れて、コロナ菌を全て滅菌しているはずなのですが、やはり外部からの人の出入りが原因です。立ち入り禁止区域などの『ゾーニング』を徹底しているのですが、日本全国の感染者が過去最高なのですから、水際で止めたいのですが、感染者の数がこれだけ多いと防ぎようがありません。
 コロナ対策ではたくさんのお金を使っていますので、私は入居者さんをコロナからお守りすることには自信を持っていたのですが…。1台15万円の空間除菌を200台近く買いましたし、自社で検査ができるPCR検査機も3台購入しました。ですからその日の内に検査で陽性者が発見できます。やはり早期に発見して、ゾーニングして、陽性者との接触を避けることが一番重要なことなのです。
 そして自社で『特救隊』を3組つくりました。館長や看護師・介護士を含む6人のチームですが、感染が出たゴールドエイジの各館へ、夜中でも出動します。濃厚接触者のPCR検査をし、潜伏期間を置いて、入居者さん全員と職員全員のPCR検査をしています。職員が陽性者の場合はすぐに自宅待機させて、この特救隊が現場職員の感染予防指導と、その館の入居者さんのお世話をします。しかし24時間の勤務体制ですから4日以上は体力が続きませんので、5日目に別の特救隊が出動して引き継ぎをしています。
 想像以上に過酷で厳しい仕事なのです。皆さんはコロナ対策の『防護服』を着られたことがないと思いますが、エアコンの冷房があるところでも、この防護服を着て30分動くと、下に着ているTシャツがもう汗でグッショリになってしまう程に暑いのです。それと特救隊にもお子様やご家族がいるのですから、コロナの陽性患者さんの所へ出動することは、よほどのプロ意識がないとできません。それと感染症に関する専門知識がないと自分への感染を防ぎながら、入居者の患者さんのお世話ができません。
 特救隊の一番のリーダーは自衛隊の衛生班出身の、看護師の資格を持った男性職員なのです。この3組の『コロナ特救隊』は2年半の間に大活躍してくれました。たくさんの入居者さんと職員を、コロナ感染防止と看護のお世話で救ってくれたのです。だから私はコロナ対策には自信があったのですが、今回のオミクロンBA.5は感染力が強すぎます。この1ヶ月間でPCR検査は3,000検体以上しましたし、特救隊の出動も1ヶ月で6回もありました。
 さてお金の話で恐縮ですが、これらに使ったお金が7,000万円です。そしてコロナ対策で入居を制限しましたので、空室が増えたり経費の増加の8,000万円が赤字になってしまいました。介護の業界は利益があまり出ないように厚労省さんが点数誘導しています。そんな中でのコロナパンデミックは経営的には相当厳しいものがありました。
 しかし飲食店やホテルや旅行業者さんの苦しみに比べれば、ゴールドエイジの苦しみは大したことではありませんから、もう少し努力を続けます。感染症の流行は3年だと言われています。あと半年くらいで終わるのでしょうから、最後まで気を引き締めて、今までの努力を続けたいと思います。

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