『アーリーウィン』と『見える化』

 ゴールドエイジは1月から良い成績を上げています。80人以上のコロナのクラスターが発生したので、当然介護の売上が下がるはずなのに、目標を81万円オーバーしました。正確に言うと介護の売上げは215万円下がったのですが、デイサービスと生活支援とその他で296万円アップさせたので、296万円-215万円=81万円アップの目標達成となりました。大変にご苦労様でした。感謝いたします。
 しかし私は売上やお金に感謝しているのではありません。大勢のコロナ患者をかかえて現場は大混乱だったのではないでしょうか。それなのに介護報酬の大幅減を最小に抑えて、デイの午前午後の平準化を行い、コロナで介護できない入居者を生活支援で支えてくれました。その努力によって1月の月末の数字を結果的に達成することができたのです。役員や執行役員の陰の努力があったことも報告されています。とにかくゴールドエイジのV字回復の1ヶ月目が大成功になりましたので、『アーリーウィン』『早い成功』をお祝いしたいと思います。
 あと1月からたくさんの『見える化』が実行されています。グラフや表は数字や文字で理解するのと比べて『百万倍』の効果があると言われています。ですから大量のグラフと表を各館の館長さんへ配布し始めました。まあ大量ですから最初はびっくりするのですが2・3ヶ月もすれば目が慣れてきますので、ちょっと見ればすぐに状況の判断ができるようになります。
 重要なものは①各館別『経営コンテスト順位表』これはただの順位表ではありません。少しでも良くなっていればいいので、昨年対比が18項目評価の半分を占めています。そして全社の平均値もありますから、各館も自分の館が全体のどの辺りに居るのかが分かります。あとは自分の館が目標とする館はどこなのかも指定されていますので、良いとこ取りをして見習っていただきたいものです。
 ②『クローバーマーク』が全社員に配布されています。これはスマイシアグループの全社員(2024年・1,700人社員)にも配布されています。これは一人一人の社員を毎月10項目各10点の100点で評価されています。0点から19点は『見習い社員』20点から39点は『半人前社員』40点から59点は『一人前社員』60点から79点は『優秀社員』80点から100点は『指導者社員』となります。それが一般社員と幹部社員と役員社員の3つのグループにそれぞれ分かれて、10段階の評価が行われます。1月が初めてですから改善しながら進めていきますが、これもクローバーの葉に色が付きますので見える化の実行となります。そしてこの評価は年2回の賞与に連動されます。ですから評価する方もされる方も真剣に行ってもらいたいものです。
 ③それ以外にも経営計画の予実などの見える化など、20項目以上の見える化を行います。そして忙しい毎日なのですが、表やグラフやレーダーチャートなどで時間を使わなくても目標差評価点数を効率的に判断できる資料を本部から館長さんや一般社員さんに毎月配布していきたいと計画しています。
 これらはどうすれば入居者の皆様に満足していただけるかを実現するために行っています。仕事や経営は、売上や利益を目的にして行ってはいけません。あくまでお客様満足、入居者満足が第一なのです。満足していただければ館は良い成績になり、不満足の館は成績が悪くなります。単純な話、世の中はこれだけなのです。3月も気を引き締めて行きましょう。