『儲かる高齢者ビジネス』をお教えしましょうか…?

学校を卒業して、2・3年会社で働かないと社会や経済の事は分からないですね。まあ25才頃に仕事にも慣れて、やっと一人前のビジネスマンです。
と言う事は、今年が2010年、バブル崩壊が1990年で20年前で、それに25才をたすと45才ですね。何が言いたいかと言うと、今45才以上の人でないと、あのバブルの『絶頂』も『崩壊』のひどさも知りません。
第一次、第二次オイルショックがあって、それを省エネとコストカットで乗り越えた優秀な企業が、バタバタ倒産して行ったのです。それからも『失われた20年』が経過して、日本は今年中国に追い越されますから、もう世界第2位の経済大国と言えなくなります。第3位ですね。

さて、またまた何が言いたいかと言うと、今年も経済はメチャメチャ悪く、厳しくなります。『バブル崩壊』どころではなくもっともっと酷い状態が続きますね。私の友人や知り合いの会社が去年は30社程倒産しましたが、今年も来年も、もっと経済は悪くなるのです。バブル崩壊を体験した45才以上の人達も私も、今回の『不況』が過去最大の苦しみだと感じている訳です。

そこで商売のお話しです。そんな大不況の日本の中で唯一発展しているのが、『高齢者のマーケット』ですね。爆発的に高齢者人口は増えています。お客様の数の割合で言っても『世界一』になるのですから、世界一有望なビジネスチャンスですね。
私もこの仕事を、5年間やりましたから少しは専門家です。『儲かる』高齢者ビジネスを、お教えしましょう。
①厚労省の総量規制に負けないで、『特定枠』(介護付有料老人ホーム)を探すのです。一県で1500戸の特定を入手した企業もいるのですから、あきらめない事です。同じ人件費と経費で、私のやっている『高専賃』と比べて売上5倍増なんですから…儲かります。儲けたい人はやって下さい。②許可が厳しくなる前に『グループホーム』をかたっぱしからやってください。土地建物の資金が私のやっている『高専賃』の1/10ですから、儲かります。儲けたい人はやって下さい。③都道府県の『駅前再開発』や『払い下げ』の安い土地を買って、『医療付きのでかい高齢者施設』をやってください。30億円でも60億円でも投資しても大丈夫です。利益は3億円、6億円ですから、10年で元が取れますね。ご希望ならご指導致しますので、儲けたい人はやって下さい。

さてここで一言申し上げたい事は、『儲けたいから』『儲かるから』高齢者ビジネスをするのですか…?私も33年間社長業をやってきて、たくさんの経営者を見て来ましたが、『儲けた人』はみんな倒産してしまいましたね。
長く続く、成功している会社の特徴は、『儲からない仕事』を一生懸命にやっているところです。並の会社だと利益が出なくて、赤字で倒産してしまう事を、この会社は知恵と汗と涙で頑張って黒字にするのです。まあ一言で言って、人のやれない事をやって利益を出す会社だけが生き残るのです。

生意気な話し、私のやっている『高専賃』も苦しい仕事です。会社が同じ人件費・経費でも儲からないと言う事は、同じ人件費でも介護売上が低いと言う事。しかし一人当り介護売上が低いと言う事は、利用者やご家族の負担が少ないのです。そして国や県の9割負担もずっと少なくなりますね。会社だけが苦しくて、利用者も、ご家族も日本の税金も助かるのですね。

ですから私は『儲かる仕事』より、こんな人のやれない仕事に挑戦する方がずっと楽しくて、やりがいがあるんだと考えている訳です。