介護の知識
2026.01.08介護のお役立ち情報
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介護の知識
掲載日:2026.01.06
更新日:2025.12.17
【サ高住の看護師】気になる仕事内容と給料事情|現場のリアルな声も紹介

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とはバリアフリーが完備し、生活相談などのサービスが受けられる施設です。
高齢者の健康管理をサポートするため、看護師が活躍する現場でもあります。
しかし、いざ求人に応募しようと思っても、病院と仕事内容がどのように違うのかわからずに働くことを迷う方もいるでしょう。
この記事では、サ高住で看護師が働く際に気になる仕事内容と給料事情を解説します。
1日のスケジュール例に加えて、現場で働く看護師の声もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
サ高住における看護師の配置基準

サ高住で働く場合、まずは看護師の配置基準を知っておくことが重要です。
一般型と介護型では配置基準が異なり、それぞれ仕事内容や勤務体制が変わります。
配置基準を事前に把握しておけば、働き方を想定でき、入職後のギャップに悩むことも避けられます。
一般型と介護型の配置基準は、下表のとおりです。
| 一般型 | 介護型 | |||||
| 対象者 | 自立~軽度の介護が必要な方 | 介護が必要な方 | ||||
| 主なサービス | ・安否確認 ・生活相談 | ・介護サービス ・機能訓練 など | ||||
| 配置基準 | ケアの専門家(※)が日中常駐 | 要支援者:看護・介護職員=10:1 | ||||
| 要介護者:看護・介護職員=3:1 | ||||||
両者の大きな違いは、看護師の配置義務があるかどうかです。
一般型には配置義務がなく、施設によっては常駐していないケースもあります。
一方、介護型は特定施設入居者生活介護の指定を受けており、施設内でサービスを提供する仕組みです。
ただし、配置義務があっても夜間の勤務体制は各施設で異なるため、求人に応募する前の確認が必要です。
なお、実際にサ高住で常駐している職員の保有資格は、看護師が28.2%で准看護師は19.6%となっています。
准看護師の保有資格者にとっても、働きやすい環境といえるでしょう。
サ高住の特徴や施設サービスを詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】サ高住とは?費用・入居条件・サービス内容・問題点など基礎知識を解説
引用元:一般社団法人高齢者住宅協会|サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析
サ高住で働く看護師の仕事内容

サ高住で看護師として働く際、事前に仕事内容を把握しておく必要があります。
業務内容は心身の負担に直結し、仕事の継続にも大きく影響するためです。
ここでは、以下の2点を解説します。
- 仕事内容一覧
- 1日のスケジュール例
それぞれ詳しく見ていきましょう。
仕事内容一覧
サ高住で働く看護師の仕事内容は、下表のとおりです。
| 仕事内容 | 具体的な対応内容 | ||
| 健康管理 | ・検温や血圧測定 ・体重の増減チェック | ||
| 安否確認 | 定期的な巡回や声かけ | ||
| 生活相談 | ・活動状況の確認 ・生活面や身体面で困っていることの有無 | ||
| 急変時の対応 | ・かかりつけ医への連絡 ・病院受診や医療処置といった対応 | ||
| 多職種との連携 | ・ケアマネジャーや介護スタッフとの申し送り ・情報共有やケア方針の検討 | ||
一般型のサ高住は自立した方が多く、医療処置よりも健康管理や生活相談が中心となり、身体的な負担は比較的少ない傾向にあります。
ただし、介護型のサ高住では、排泄・入浴介助といった介護業務の比重が増える点に注意が必要です。
1日のスケジュール例
以下は、サ高住で働く看護師の1日のスケジュール例です。
| 時間 | 仕事内容 | |||
| 8時30分 | ・夜勤スタッフからの申し送りや情報収集 ・朝食の配膳・下膳 ・朝食後の与薬確認 | |||
| 9時30分 | ・居室訪問 ・バイタルサイン測定・健康状態の確認 | |||
| 12時 | ・昼食の配膳・下膳 ・昼食後の与薬確認 | |||
| 13時 | 休憩 | |||
| 14時 | ・利用者の相談対応 ・往診時の診察介助 | |||
| 16時 | ・業務記録の作成 ・夜勤スタッフへの申し送り | |||
上記は一般的な日勤例です。
介護型サ高住では、入浴・排泄介助といった介護業務も含まれる場合があります。
また、夜間の勤務体制は施設ごとに異なり、看護師が夜勤やオンコール対応を行うケースもある点に留意しましょう。
サ高住で働く看護師の給料事情

看護師がサ高住で働く場合、給料水準は生活の安定やキャリアプランに直結し、日々のモチベーションを保つうえでも重要な要素です。
厚生労働省の「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」によると、特定施設入居者生活介護における看護師の給料は、下表のようになっています。
| 職種 | 雇用形態 | 1か月の給料 | ||
| 看護師 | 常勤 | 43万8,206円 | ||
| 非常勤 | 41万4,447円 | |||
| 准看護師 | 常勤 | 40万6,494円 | ||
| 非常勤 | 34万7,466円 | |||
他の介護施設と比較すると、特養の常勤看護師は約46万円/月、老健は約47万円/月になります。
サ高住の給料はやや低めの設定となりますが、これは入居している方の介護度や業務内容の違いが反映されていると考えられます。
働く場所を検討する際は給料面だけではなく、業務内容や働きやすさとのバランスを考慮して選ぶとよいでしょう。
看護師がサ高住で働くメリット・デメリット

看護師がサ高住で働くメリット・デメリットは、下表のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・身体的な負担が軽減できる ・利用者と深く関われる ・仕事と生活を両立できる | ・責任が重く感じる ・スキルアップの機会が限られる ・多職種との連携が大変なケースもある |
看護師としてサ高住で働く際に、身体的負担が少なくワークライフバランスを保ちやすい点は大きなメリットです。
サ高住の利用者は自立度が高く、急変対応や高度な医療処置が比較的少ない傾向にあります。
ただし、医療スキルを磨く機会は限られ、看護師の人数が少ない分責任を重く感じる場面もあるでしょう。
そのため、ご自身が仕事において優先したい内容を明確にすることが重要です。
「辞めたい」を減らす!サ高住勤務が向いている看護師の特徴

サ高住で働く看護師が辞めたいと思う理由は、事前のイメージと実際の業務にギャップが生じるためです。
このようなミスマッチを避けるには、サ高住での働き方がご自身に合っているかを事前に見極めることが必要です。
サ高住勤務が向いている看護師の特徴として、以下の内容が挙げられます。
- 高齢者とのコミュニケーションが得意
- 利用者との深い関わりを重視
- 少人数チームでの柔軟な働き方を希望
- ワークライフバランスを重視
- 多職種との連携が得意
上記のように、多職種と連携しながら利用者に寄り添い、自分らしい働き方を実現したい方に適した環境です。
ただし、職場の雰囲気や実際の業務内容は、求人情報だけではわかりません。
施設見学や働いている看護師の声を確認するなど、丁寧な情報収集が後悔しない選択につながります。
なお、弊社ゴールドエイジでは、職員の笑顔ややりがいを大切にして多職種がチームとして働ける環境づくりを目指しています。
すべての人が生きがいを持ち続けられる職場で、看護師として幅広く活躍したい方は、ぜひ採用情報ページをご覧ください。
【社員インタビュー】サ高住で働く看護師のリアルな声

リアルな声を届けるため、サ高住で働く看護師に以下2つの質問をしました。
- 看護師としてどのような仕事をしていますか?
- 働いていてやりがいを感じる場面はありますか?
なお、具体的な仕事内容や働く人の声を詳しく知りたい方は、社員インタビューページをぜひチェックしてみてください。
ゴールドエイジの日々の様子は、以下のInstagram投稿からもご覧いただけます。
質問①:看護師としてどのような仕事をしていますか?
看護師として働く後藤さんのインタビューを紹介します。
後藤さんの主な仕事は、以下のとおりです。
- ご利用者様の体調管理
- 往診の介助
- 医療処置
- 入浴介助といった介護業務 など
上記以外にも、入居時に医療の知識が必要な場合には同行して対応するなど、幅広い仕事に携わっています。
さらに、スタッフの健康管理や館長への報告といった副館長としての業務も担い、キャリアを広げています。
職場の雰囲気もとてもよく「正社員もパートも、年齢に関係なく、いい意味で仲良く自分の意見を言い合い、協力し合える」とのことです。
多職種がお互いに高め合い、看護師としてのキャリアアップも可能な環境といえるでしょう。
質問②:働いていてやりがいを感じる場面はありますか?
後藤さんが働いていてやりがいを感じるのは、以下のような場面とのことです。
- 急性期病院で培った専門知識を活かせる
- 幅広い知識を学び続けられる
- レクリエーションやイベントなど、病院では経験できないことに挑戦できる
- ご利用者様の笑顔を見られる
後藤さんは以前、専門的な知識が求められる急性期病院で働いていました。
ゴールドエイジでは、その経験を活かしながら、ご利用者様と身近に関わり寄り添える点に新鮮さを感じているといいます。
急性期とは違う形でご利用者様と向き合えることが、サ高住ならではのやりがいにつながっているようです。
まとめ:サ高住の看護師は医療的ケア以外の力も求められる

サ高住の看護師は利用者と深く関われるなど、病院とは違うメリットも多数あります。
しかし、医療的ケア以外の力も必要となるため、ご自身の思う看護師業務とギャップが生じてしまい、続けることが困難なケースも少なくありません。
弊社ゴールドエイジは、チームで相談し合える体制を整えており、悩んだときもみんなで解決できる職場です。
ワークライフバランスも重視しながら、看護師としてやりがいを持って働きたい方は、ぜひ採用情報ページをご覧ください。
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この記事の監修

間井 さゆり
| 役職 | 内部監査室長 |
| 保有資格 | 介護支援専門員(ケアマネージャー) |
2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。