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掲載日:2025.01.10

更新日:2025.12.10

介護医療院と病院(介護療養型医療施設)の違い|創設の背景や種類も解説

介護医療院と病院(介護療養型医療施設)の違い|創設の背景や種類も解説

介護医療院は、2024年3月末に廃止された介護療養型医療施設(介護療養病床)の移行先です。
歴史が浅い施設がゆえに、認知度がまだまだ低い傾向にあります。
そのため、「病院と何が違うのか」「どのような方が入れる施設なのか」など疑問がある方も多いでしょう。

この記事では、介護医療院と病院の違いについて解説します。
介護医療院のはじまりや種類別の特徴はもちろん、同様に医療・介護双方の支援を受けられる施設もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

介護医療院とは

介護医療院は、2018年4月に創設された、長期にわたる療養に対応した介護サービスと医療的処置・看取りが行える体制を兼ね備えた施設です。

基礎知識として、以下の3点を解説します。

  1. 創設の背景
  2. 種類
  3. 他施設サービスとの違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。


創設の背景

介護医療院は医療と介護の双方を必要とする高齢者を支援する施設として、2018年4月に作られました。
従来、上記のような高齢者は下表2つの病床に入院していましたが、実際には患者さんの状況に大きな差はありませんでした。

介護療養病床(介護保険)介護が必要な状態の方に長期間の医療を提供
医療療養病床(医療保険)介護の有無を問わず、長期間の医療を提供

一方で、介護療養病床では入院が長期間になりやすく、要介護度や年齢が高い高齢者が増加していました。
そこで、以下の機能を満たす施設が求められるようになります。

  • 長期間の療養に対応した介護サービスや住環境の提供
  • 医療的処置や看取りが行える体制の整備

結果として、介護医療院が新たに作られたのです。


種類

同施設には、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。

  Ⅰ型 Ⅱ型
人員配置 介護療養病床相当 老人保健施設相当以上
主な利用者像 ・比較的重症の疾患を持つ要介護者
・身体的に合併症がある認知症の要介護者
Ⅰ型よりも容体の安定した要介護者

Ⅰ型は、医療の必要性が高い方が入所できます。
Ⅱ型はⅠ型にくらべると、容体の安定した方が入所可能です。
Ⅰ型よりも人員配置の基準が緩和されていますが、長期間の医療や介護を受けられる点は共通しています。


他施設サービスとの違い

主な他施設サービスとの違いは、下表のとおりです。

特徴
介護医療院要介護者に、長期間の医療や日常生活上の世話を行う
介護老人保健施設要介護者にリハビリなどを提供し、在宅復帰・在宅支援を目指す
特別養護老人ホーム要介護者に、日常生活を送る上で必要な介護を行う

他施設にくらべると、介護医療院は医療面のサポートが充実しています。
同施設のメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】介護医療院のメリット・デメリットとは?他施設サービスとの比較も紹介


介護医療院と病院の違い

介護医療院と病院(医療療養病床)の大きな違いは、介護医療院が「生活施設」としての配慮があり介護保険法を根拠とするのに対し、病院は医療法を根拠とし「治療・療養」が主な目的である点です。

病院との違いは、下表のとおりです。

  医療療養病床 介護療養病床※ 介護医療院
目的 長期的に医療を必要とする方が入院する施設 長期的に医療を必要とする要介護者が入院する施設 要介護者が必要な医療や介護を受けながら生活する施設
根拠法 医療法 医療法または介護保険法 介護保険法
人員配置 医師:48対1
看護師:4対1
介護職員:4対1
医師:48対1
看護師:6対1
介護職員:6対1
Ⅰ型:介護療養病床相当
Ⅱ型:老人保健施設相当以上
設備 病院としての設備 病院としての設備 生活施設として設備

※2024年3月31日時点で廃止

それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。


違い①:目的

介護医療院の目的は、要介護者に対して医療面のサポートと生活支援の双方を提供することにあります。
利用者の生活スタイルを考慮したプライパシーの確保や、ご家族・地域住民との交流などができるよう配慮されています。

対して、2つの病床はあくまで病院であり、生活施設としての配慮は目的に含まれていません。


違い②:根拠法

医療療養病床以外は、介護保険法を根拠法としています。
要介護者に対して、医療だけでなく介護サービスを提供するためです。
一方、医療療養病床は医療法を根拠法としており、要介護の有無を問わず、長期的に医療を受ける方が入院できます。

なお、介護保険を利用した場合、サービスの内容によって費用が異なります。
費用の内訳や相場について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】介護医療院の利用時にかかる費用|平均月額や内訳を解説!負担軽減策も


違い③:人員配置

人員配置(利用者の人数対職員の人数)の違いは、下表のとおりです。

  医療療養病床 介護療養病床※ 介護医療院
Ⅰ型 Ⅱ型
人員配置 医師:48対1
看護師:4対1
介護職員:4対1
医師:48対1
看護師:6対1
介護職員:6対1
医師:48対1
看護師:6対1
介護職員:6対1
医師:48対1
看護師と介護職員:3対1(うち看護師2/7程度)

病院は医療の提供が主な目的な分、医師や看護師が手厚く配置されています。
一方、介護医療院は類型によって異なり、Ⅱ型では看護師や介護職員の必要人数は少なくなっています。


違い④:設備

入所者1人あたりの床面積は、下表のとおりです。

医療療養病床介護療養病床※介護医療院
面積6.4㎡6.4㎡8.0㎡

介護医療院はプライバシーの確保に配慮できるよう住環境が整備されており、多床室の場合でも家具やパーティションなどによる間仕切りの設置が必要です。
また、レクリエーションルームや談話室も含め、入所者さんが充実した生活が送れるよう、十分な広さや設備を設ける必要があるのです。


介護・医療両方のサポートを求めるならゴールドエイジへ

介護医療院の施設数が少ない中、ゴールドエイジでは24時間看護師が常駐する施設があり、充実した医療サービスと介護サポートを、提携医と連携して提供しています。

介護医療院は令和4年10月1日時点で、730施設と数は多くありません。

弊社ゴールドエイジでは24時間看護師が常駐している施設があり、充実した医療サービスを提供しています。
定期的な処置や観察はもちろん、看取りや急変時の対応まで、提携先の医師と連携してサポートできます。

介護サービスはもちろん、理学療法士などの機能訓練指導員による専門的なリハビリサービスの提供も可能です。

リハビリ(機能訓練)は、理学療法士・作業療法士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などの機能訓練指導員の指導のもと、全スタッフ(介護士、看護師等)が連携して行っております。
また、療法士が在籍していない館でも、チャットで療法士がリハビリ支援する社内制度があり、どの館でも積極的に専門家と連携してリハビリを実施いただける環境です。

医療対応型の介護施設をお探しの方は、ぜひ一度施設一覧ページをご覧ください。

※医療介護対応施設は、以下の施設です。


まとめ:介護医療院と病院の違いは多岐にわたる

介護医療院は、治療をしながらも豊かな生活を送れるよう、プライバシーが確保され、レクリエーションなどが行われる生活施設として病院と異なる点が多々あります。
プライバシーが確保され、レクリエーションなども積極的に行われるため、病気の治療をしながら豊かな生活を送れる施設です。
医療が必要でも長く入所できる施設をお探しの方は、介護医療院への入所を検討してみましょう。

なお、弊社ゴールドエイジでは、充実した医療が受けられる施設を複数運営しております。
介護サポートも充実しているので、ぜひ一覧ページでお近くの施設をご覧ください。

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この記事の監修

間井 さゆり

役職内部監査室長
保有資格介護支援専門員(ケアマネージャー)

2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。

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