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掲載日:2025.09.11

更新日:2025.11.24

要介護5の在宅介護で「もう無理」を感じたら|入所施設の選択肢も解説

要介護5の在宅介護で「もう無理」を感じたら|入所施設の選択肢も解説

要介護5の方が在宅で日常生活を送るためには、介護サービスを多く利用するだけではなく、ご家族の支援も不可欠です。
昼夜問わず見守りや介護している状況が続くと、ご家族の負担も強くなり「在宅介護はもう無理」と感じてしまうでしょう。

この記事では、要介護5の在宅介護で限界を感じてしまう要因や無理なく続けられるポイントについて解説します。
在宅介護から施設入所に切り替えたきっかけやチェックしておきたい施設も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【もう無理】要介護5の在宅介護で限界を感じやすい要因

要介護5の在宅介護で限界を感じる主な要因は、介護者の負担が大きく疲弊してしまう点です。
要介護5は要介護状態区分の中で介護の必要性がもっとも高く、多くの生活動作に介助を要します。
具体的な状態像は、下表のとおりです。

日常生活動作基本動作(寝返りや移乗など)すべて介助が必要
排泄おむつを使用してベッド上で交換
食事・すべて介助が必要
・食事形態にも配慮が必要
認知症状・意思疎通が不可能
・不潔行為や徘徊が頻繁に見られ、常に介助や見守りが必要

常に介助が必要な状況から、要介護5の方を在宅介護している80.7%のご家族が「半日〜ほとんど終日」介護に時間を費やしています。
ご本人の介護だけではなくご家族自身の生活も維持する必要がある分、心身の負担をより一層感じてしまう傾向にあります。

引用元:厚生労働省|Ⅳ 介護の状況 P.5


要介護5の在宅介護を無理なく続けるうえで押さえたいポイント

要介護5の在宅介護を無理なく続けるためには、下表のポイントを押さえましょう。

ポイント具体例・サービス例
介護サービスを見直す・訪問・通所サービスの利用・増回
・定期的な短期入所サービスの利用 など
介護保険外サービスを利用する・宅食
・送迎同行
・家事支援 など
介護・医療の専門家に相談する・介護スタッフから負担の少ない介助方法を聞く
・主治医や医療職と今後の方針を相談する
・ケアマネージャーや地域の介護保険課に相談する など

とくにご本人が病気やケガで入院した直後だと、要介護認定のタイミングによっては要介護度が高く出る傾向にあります。
身体機能が低下しても、退院してから適切な介護サービスやリハビリを受けると回復した事例も少なくありません。

積極的に訪問・通所サービスを利用して、ご本人の身体機能を向上させるとともにご家族の負担を軽減できるようにしましょう。
要介護5から回復した事例や回復に向けてのポイントを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】要介護5から回復する可能性はゼロではない?自立に向けて必要なことも解説


要介護5における在宅介護と施設入所の現状

要介護5の在宅介護と施設入所の現状について、以下2点を解説します。

  1. 施設の利用を検討し始めた理由
  2. 在宅介護から施設入所へ切り替えるメリット

無理のない介護を続けるためにも、ぜひ参考にしてください。


施設の利用を検討し始めた理由【みんなは?】

在宅介護している方が施設理由を検討しはじめた理由と施設入所を決めたきっかけは、下表の通りです。

【施設の利用を希望した理由】

理由割合
介護している人の負担が大きいから55.6%
専門的な医療・認知症対応などのケアが必要だから33.3%
家族はいるが、仕事などの都合で介護ができないから31.1%

【在宅介護から施設への入所を決めた理由】

理由割合
食べること(の介護)が難しくなったとき41.7%
複雑な医療の処置が必要になったとき41.7%
排泄(の介護)が難しくなったとき33.3%
認知症等による問題行動が多くなったとき31.3%

在宅介護を続けるとき、要介護者を支える人材面と安全に生活できる環境面を整える必要があります。
住み慣れた自宅で安心して過ごせる一方、ご家族の負担や専門的ケアの提供に限界がある点を見据えて対応することが大切です。
ご本人・ご家族どちらも頑張りすぎないように、施設の利用を早めに検討しておきましょう。

引用元:豊田市|令和4年度豊田市高齢者等実態調査結果報告書 P.130・P.140


在宅介護から施設入所へ切り替えるメリット

在宅介護から施設入所へ切り替えると、以下のようなメリットがあります。

  • ご家族の介護負担が軽減できる
  • ご本人にあった専門的な介護・医療ケアを受けられる
  • バリアフリー設計で安全に生活できる
  • 緊急時にもすぐ対応してくれる

これらメリットに加え、ご本人とご家族の関係に適度な距離感を保つ効果が期待できます。
たとえば、在宅介護でご家族が常にご本人と向き合ってしまうと、身体的負担だけではなく精神的なストレスもかかり、最悪の場合虐待につながりかねません。
ご本人が施設入所して安全に生活できると、ご家族も安心できてともに寄り添える関係になるでしょう。

在宅介護において夜の対応はご家族が担うケースが多く、睡眠時間を削り介護している状況に「もう限界だ」と感じるのも当然です。
共倒れしてしまう前に、施設への入所を検討しておきましょう。


要介護5の在宅介護で「もう無理」と倒れる前にチェックしたい施設

要介護5の在宅介護から施設入所を検討するときに、チェックしておきたい施設は主に以下3つです。

  1. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
  2. 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  3. 介護医療院

実際、要介護5の在宅介護しているご家族のうち27.1%の方は「入所を検討している」もしくは「すでに申し込み」をしています。
負担のかかる時間を減らすためにも、早めに入れる施設をチェックしておきましょう。

なお、本記事では以下の内容を前提にした費用を掲載しています。

  • 2024年(令和6年)6月時点
  • 要介護5の場合
  • 負担割合:1割の場合
  • 地域区分:1単位=10円の場合

要介護5で利用できるサービスや費用負担を減らせる制度について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事】要介護5でもらえるお金はある?要介護4との違いや利用できるサービスも

引用元:


施設①:サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、高齢者を対象にしたバリアフリー構造の住まいです。
主なサービス内容と費用は、下表のとおりです。

サービス内容 ・安否確認
・生活相談
・(介護型の場合)介護サービス など
月々の費用 10~30万円
(このうち、基本サービス費は2万4,390円)

サ高住には一般型と介護型があり、介護型だと常駐しているスタッフによる介護サービスが受けられます。
介護サービスを受けながら、ある程度自由度の高い生活を望む方におすすめです。
サ高住の特徴やメリットについて知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

【関連記事】サ高住とは?費用・入居条件・サービス内容・問題点など基礎知識を解説


施設②:介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)とは、中重度の要介護者に対して生活全般を支援する公的施設です。
主なサービス内容と費用は、下表のとおりです。

サービス内容 ・日常的な介助(排泄介助、歩行介助など)
・健康管理や緊急時の対応
・生活支援
・看取り など
月々の費用 10~15万円
(このうち、基本サービス費は2万6,130円)

特養は要介護3以上の高齢者を対象としており、終の棲家として長く利用できます。
在宅での生活が難しく、費用負担を抑えて施設入所をしたい方におすすめです。


施設③:介護医療院

介護医療院とは、医療依存度の高い高齢者を対象にした医療・介護ケアの受けられる公的施設です。
主なサービス内容と費用は、下表のとおりです。

サービス内容 ・療養上の管理
・看護・介護ケア
・機能訓練 など
月々の費用 10~20万円
(このうち、基本サービス費は4万1,250円)

胃ろうや痰の吸引など、在宅介護ではカバーしきれない医療処置が受けられます。
長期的に医療・介護ケアの両方を受けたい方におすすめです。
介護医療院の基本知識や病院との違いについて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事】介護医療院と病院(介護療養型医療施設)の違い|創設の背景や種類も解説


「要介護5の在宅介護はもう無理」と限界を感じているご家族の方は

「要介護5の在宅介護はもう無理」と共倒れしてしまう前に、多数のサ高住を運営している弊社ゴールドエイジへご相談ください。
介護サービスだけでなくリハビリや医療サービスが充実している館もあるため、手厚い介護・医療ケアを希望されている方にもおすすめです。

施設入所は、ご家族からすると「介護をあきらめた」と感じてしまうでしょう。
しかし、ご本人・ご家族が無理なく介護生活を続けていくうえで、施設入所は賢明な選択肢の1つとなりえます。
入居相談やご見学も随時受付中なので、以下の一覧ページからお近くの施設をチェックしてみてください。

東北エリアの施設(タップで開く)
関東甲信越エリアの施設(タップで開く)
東海エリアの施設(タップで開く)


まとめ:要介護5の在宅介護で無理しないことはご本人のためにもなる

要介護5の在宅介護では常に見守りや介助が必要であり、要介護者を支えるご家族にとって負担が強くなってしまいます。
さらに無理をしながら在宅介護を続けてしまうと、要介護者は十分なケアが受けられず身体機能・精神状況が悪化するという悪循環におちいるリスクもあるのです。
ご本人・ご家族が安心して生活を続けていけるよう、限界を迎える前に施設入所も検討しましょう。

なお、弊社ゴールドエイジでは要介護5で医療・介護ケアが必要な方もご利用いただけます。
入居相談やご見学も随時受付中なので、以下の一覧ページからお近くの施設をチェックしてみてください。

東北エリアの施設(タップで開く)
関東甲信越エリアの施設(タップで開く)
東海エリアの施設(タップで開く)

【関連記事】サ高住とはどんな施設?5つの観点からわかりやすく解説!近年の入居状況も
【関連記事】【家族だからこそ】在宅介護で大変なことランキング|負担の軽減方法も解説
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この記事の監修

間井 さゆり

役職内部監査室長
保有資格介護支援専門員(ケアマネージャー)

2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。

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