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掲載日:2025.09.16

更新日:2025.11.24

要介護5のケース別ケアプラン例|状態像や受けられるサービス一覧も紹介

要介護5のケース別ケアプラン例|状態像や受けられるサービス一覧も紹介

要介護5は要介護状態区分の中でもっとも重い介護度であり、ご本人・ご家族が安心して生活を続けられるようにするためには綿密なケアプランが必要です。
しかし、「具体的にはどのようなケアプランになる?」「どの介護サービスを選べばよい?」と疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、要介護5に関する基礎知識とケアプランの重要性について解説します。
ケース別のケアプラン例もあわせて紹介するので、要介護5の介護サービス利用例について知りたい方はぜひ参考にしてください。

要介護5とは

要介護5とは、要介護状態区分の中で介護の必要性がもっとも高い状態です。
ここでは、要介護5の基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. 状態像
  2. 受けられるサービス

それぞれ詳しく見ていきましょう。


状態像

要介護5の基本的な状態像は、下表のとおりです。

日常生活動作身体機能・ほぼ寝たきりの状態
・筋力低下
・疾患による麻痺がみられる場合もあり
基本動作すべて介助が必要
排泄おむつを使用してベッド上で交換
食事・すべて介助が必要
・食事形態にも配慮が必要
認知症状・意思疎通が困難
・記憶能力の低下
・不潔行為や徘徊が頻繁に見られ、常に介助や見守りが必要

要介護5は、ほぼすべての日常生活動作に見守りや介助が必要な状態です。
積極的に介護サービスを利用するのはもちろん、昼夜問わずご家族の介護負担も求められます。
ご本人の状況だけではなく、ご家族や周りの支援・サービスも考慮して介護生活を検討しましょう。


受けられるサービス

要介護5でよく受けられるサービスは、下表のとおりです。

【居宅サービス】

サービス名割合
訪問看護60.6%
通所介護42.3%
訪問リハビリテーション32.4%

【施設サービス】

サービス名割合
介護保険施設に入所73.3%
有料老人ホーム・サ高住などに入所17.8%

在宅介護では、健康管理や見守り・介助の必要性から訪問看護サービスがよく受けられています。
また、通所介護や訪問リハビリテーションで機能訓練・リハビリを定期的に受けることで、身体機能の悪化防止に効果的です。

施設サービスでは、費用面を抑えられることから特養や介護医療院などの公的介護施設が多く選ばれています。
ご本人の希望や予算に応じて居宅・施設サービスを選択しましょう。

引用元:


要介護5におけるケアプランの重要性

介護サービス計画(ケアプラン)の定義は、以下のとおりです。

・介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成
・利用者の希望及び利用者についてのアセスメントの結果に基づき計画
・利用者及び家族の生活の意向、総合的な援助の方針、生活全般の解決すべき課題、提供されるサービスの目標及びその達成時期、サービスの種類、内容及び利用料並びにサービスを提供する上での留意事項等を記載したもの

ケアプランはご利用者やご家族の課題や意向に応じて、できる限り自立した生活を営めるよう複数の介護サービスを選択・計画します。
とくに要介護5の場合、介護だけではなく医療・リハビリ職といった多職種との連携が重要です。
たとえば、以下のような方向性でケアプランが作成されます。

  • ご利用者の日常生活動作を維持・悪化防止
  • 認知症や精神的ケアへのアプローチ
  • ご家族の介護負担軽減
  • 医療的ケアの充実
  • リハビリによる身体機能維持・向上 など

ケアプランは、ご利用者やご家族の実情にあった最適な介護サービスを提供するうえで欠かせません。
ご利用者やご家族が安心して生活を続けられるよう、さまざまな職種が1つのチームとなりケアプランを作成する取り組みが大切です。

引用元:厚生労働省|介護サービス計画(ケアプラン)について


【ケース別】要介護5のケアプラン例

具体的な要介護5のケアプラン例として、3つのケースを紹介します。

  1. 施設入所の場合
  2. 在宅介護の場合
  3. 一人暮らしの場合

それぞれの生活環境にあったケアプランを確認していきましょう。
なお、本記事では以下の内容を前提にした費用を掲載しています。

  • 2024年(令和6年)6月時点
  • 要介護5
  • 負担割合は1割
  • 1単位=10円

実際の費用額はサービス事業所や地域によって違いがあるので、担当のケアマネージャー・事業者に問い合わせましょう。
また、介護保険サービスを利用するときに経済的負担を減らしたい方や減免制度について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事】要介護5でもらえるお金はある?要介護4との違いや利用できるサービスも

引用元:介護サービス情報公表システム|介護サービス概算料金の試算


ケアプラン例①:施設入所の場合

施設に入所しているAさんのケアプラン例をみてみましょう。

  • Aさん(92才・男性)
  • 既往歴:慢性心不全・認知症
  • ほぼ寝たきりで、同居している奥様が介護していた
  • 奥様が介護疲れにより倒れてしまい、施設入所することになった

【ケアプラン例】

施設名主なサービス内容基本サービス費
特別養護老人ホーム・日常生活上の介助
・健康管理や緊急時対応
・生活支援
・看取り など
2万6,130円
介護医療院・療養上の管理
・看護・介護ケア
・機能訓練 など
4万2,948円

長期的に利用できる公的施設として、特養・介護医療院に入所するケースです。
食費や居室料金を含めた1か月の費用総額は特養ならば10万〜15万円ほど、介護医療院ならば10万〜20万円ほどかかります。
施設へ入所すると、常に介護・医療ケアが必要な状態でも安心して生活できるでしょう。

一方で、公的施設の入手難易度は下表の理由により、やや高くなる傾向にあります。

特養待機者数が多く、入所まで時間がかかる
介護医療院施設数が少なく、近くにない

ご本人やご家族の状況を踏まえ、早めに入所したいならばサ高住もおすすめです。
サ高住のサービス内容については、後述する「ゴールドエイジなら要介護5のケアプランにも対応可能」をチェックしましょう。
介護医療院のメリット・デメリットや他施設との違いについて知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【関連記事】介護医療院のメリット・デメリットとは?他施設サービスとの比較も紹介


ケアプラン例②:在宅介護の場合

在宅にてご家族と生活されている、Bさんのケアプラン例をみてみましょう。

  • Bさん(88才・女性)
  • 既往歴:左大腿部頸部(けいぶ)骨折・認知症・糖尿病
  • 以前はほぼ自立していたが、路上で転倒し骨折してからADLが著しく低下した
  • 夫は数年前に亡くなり、現在は娘夫婦と3人暮らししている
  • 娘夫婦は共働きで平日の日中は独居となる

【ケアプラン例】

サービス名 主な利用目的 1日あたりの費用 月の利用回数 概算
訪問介護 ・移乗・移動介助
・食事介助
・トイレ介助 
3,390円 16回 5万4,240円
訪問看護 ・健康管理
・糖尿病の経過観察
5,870円 4回 2万3,480円
訪問リハビリテーション ・心身機能の維持
・自宅環境の確認・提案
3,320円 4回 1万3,280円
通所介護 ・食事・入浴介助
・健康管理
・機能訓練
1万1,670円 12回 14万40円
短期入所生活介護 ご家族の休息 1万1,200円 3回 3万3,600円
福祉用具貸与 車いすや介護用ベッドのレンタル 2万4,280円(1月あたり)

平日のうち、週3回デイサービスに通いながら訪問介護やリハビリを受けるケースです。
総額は28万8,920円、このうち自己負担額は2万8,892円となります。
デイサービスを軸として自宅での生活をできる限り続けられるように、ご家族・介護サービス事業所で連携していきましょう。

ただし、要介護5の在宅介護はご家族の負担が強く「もう無理」と感じてしまうケースも少なくありません。
無理なく在宅介護を続けるポイントや検討しておきたい施設について知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

【関連記事】要介護5の在宅介護で「もう無理」を感じたら|入所施設の選択肢も解説


ケアプラン例③:一人暮らしの場合

1人暮らしで生活されているCさんのケアプラン例をみてみましょう。

  • Cさん(69才・女性)
  • 既往歴:脳梗塞による両下肢(かし)麻痺
  • 40代に夫を亡くし、それ以降1人暮らしで子どももいない
  • 先日自宅にて脳梗塞を発症し入院した
  • 退院後はご本人の強い希望で在宅復帰している

【ケアプラン例】

サービス名 主な利用目的 1日あたりの費用 月の利用回数 概算
訪問介護 ・食事準備・提供
・買い物
・身の回りの整理
・排泄介助 
3,390円 48回※ 16万2,720円
夜間対応型訪問介護 ・排泄介助
・夜間の見守り・様子確認
6万3,760円(1月あたり)
訪問入浴介護 ・清潔保持
・全身チェック
1万4,360円 4回 5万7,440円
通所介護 ・排泄・食事・入浴介助
・健康管理
・機能訓練
・他者交流
1万1,670円 4回 4万6,680円
福祉用具貸与 車いすや介護用ベッドのレンタル 2万4,280円(1月あたり)
※昼と夜で1日2回を想定

訪問介護を利用しつつ、通所介護で気分転換や他者交流の機会を確保するケースです。
総額は35万4,880円、自己負担額は3万5,488円となります。

実際には要介護5で1人暮らししている割合は、3.3%と非常に少ないのが現状です。
しかし、このケースのようにご本人の生活意欲が高く認知機能が保たれている状態だと、さまざまな介護サービスの組み合わせで1人暮らしを続けられます。
ご本人の希望や意欲にあった介護サービスを組み立てて、より安心できる生活を目指しましょう。

引用元:厚生労働省|Ⅳ 介護の状況 P.1


ゴールドエイジなら要介護5のケアプランにも対応可能

弊社ゴールドエイジでは、医療・リハビリ職と連携しながら要介護5のケアプランにも対応可能です。

ゴールドエイジが運営しているほとんどのサ高住では、地域のケアマネージャーと連携してご入居者のケアプランを作成しています。
さらに、医療的ケアが必要な方には「ナースケアホーム」という24時間看護師が常駐しているサ高住もあるので、要介護5の方でも安心した生活が続けられます。

入居相談やご見学も随時受付中なので、介護サービスなどについて詳しく知りたい方は以下の一覧ページからお近くの施設(※)をチェックしてみてください。

東北エリアの施設(タップで開く)
関東甲信越エリアの施設(タップで開く)
東海エリアの施設(タップで開く)

※医療介護対応施設は、以下の施設です。


まとめ:要介護5のケアプランには多様なサービスが組みこまれる

要介護5のケアプランは、介護サービスだけではなく医療・リハビリサービスとの連携も不可欠であり、多職種で協働してご本人・ご家族を支えます。
ご本人の状況や課題に応じて、適切なサービス計画を組み立てましょう。

なお、弊社ゴールドエイジでは要介護5の方でも安心して生活できるよう、さまざまな職種と連携したケアプランに対応しています。
入居相談やご見学も随時受付中なので、以下の一覧ページからお近くの施設(※)をチェックしてみてください。

東北エリアの施設(タップで開く)
関東甲信越エリアの施設(タップで開く)
東海エリアの施設(タップで開く)

※医療介護対応施設は、以下の施設です。

【関連記事】サ高住とはどんな施設?5つの観点からわかりやすく解説!近年の入居状況も
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この記事の監修

間井 さゆり

役職内部監査室長
保有資格介護支援専門員(ケアマネージャー)

2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。

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