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掲載日:2025.09.05

更新日:2025.11.24

要介護3のケアプラン例|一人暮らし・在宅介護・施設入所のケースを解説

要介護3のケアプラン例|一人暮らし・在宅介護・施設入所のケースを解説

要介護3と認定されても状態は多様であり、人によって必要なサポートは異なります。
ケアプランでは、それぞれに適した支援を選択し、要介護3での生活維持を目指します。
しかし、「ケアプランにはどのような内容があるのか」「生活環境が異なる場合はどうすればよいのか」と疑問を抱く方も多いでしょう。

この記事では、要介護3のケアプラン例をパターン別に解説します。
要介護3で受けられるサービスやケアプランの重要性も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

要介護3とは

要介護3とは、日常的に介護が欠かせない状態です。
要支援や要介護1・2とは大きく異なり、身体機能の低下に加えて認知症が進行するケースも多く、施設入所の境目となっています。
このような状態に適したケアプランを検討するためには、要介護3に関する以下2点の基礎知識が重要です。

  1. 状態像
  2. 受けられるサービス

それぞれ詳しく見ていきましょう。


状態像

要介護3では、認知症が進んだり日常生活動作の介助が増えたりと、より手厚い支援が求められます。
以下は、要介護3の具体的な状態像です。

  • 自力で起き上がったり立つ姿勢を保持したりできない
  • トイレへの移動、排泄時の衣類着脱ができない
  • 食事時の誤嚥や誤食の危険性が高く、見守りや介助が必要となる
  • 認知機能の低下により、徘徊や妄想などの症状が出現する

このように、さまざまな動作に介助が必要となりますが、以下は1人でできる場合もあります。

  • 車いすなど背もたれがあれば座る姿勢を保てる
  • 環境を整えれば自力で洗顔できる

要介護3では、上記のようなご本人の「できること」を活かしたケアプランが重要です。

さつきちゃん
さつきちゃん

同じ要介護3でも、現場では利用者様それぞれの状態に合わせた柔軟な対応が必要です。
ゴールドエイジでは、ご本人の希望を丁寧に聞き取り、無理のない範囲で実現できるよう支援しています。

さつきちゃん
さつきちゃん

たとえば、洗濯物を一緒に畳んだり1人で着替えられるよう介助したりして、身体機能の維持や意欲向上につとめています。

要介護3の状態を維持しながら、できることを大切にした生活を送りたい方は、ぜひ施設一覧ページでお近くの施設をお探しください。

東北エリアの施設(タップで開く)
関東甲信越エリアの施設(タップで開く)
東海エリアの施設(タップで開く)

引用元:厚生労働省|要介護認定の仕組みと手順


受けられるサービス

要介護3では、自宅で受ける支援から通所・入所まで、幅広いサービスが利用できます。
以下は、受けられるサービスの一例です。

サービスの種類 内容
訪問サービス ・訪問介護(ホームヘルプ)
・訪問看護
・訪問リハビリテーション など
通所サービス ・通所介護(デイサービス)
・通所リハビリテーション
・認知症対応型通所介護 など
施設入所 ・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)
・介護老人保健施設(老健) など

名古屋市の調査によると、要介護3でとくに利用率が高いサービスは、下表のようになっています。

サービス内容 利用率
通所介護(デイサービス) 62.5%
訪問看護 23.5%
・訪問介護
・通所リハビリテーション
12.5%

上記の結果から、要介護3では、心身機能の維持や専門的な体調管理を組み合わせたケアプランが必要といえるでしょう。

一方、要介護3では施設サービスの利用も多く、豊田市の調査によると介護保険施設への入所割合が全体の約半数を占めています。
これは、特別養護老人ホームの入所対象が要介護3以上であることや、ご家族の心身負担増加が背景にあると考えられます。

引用元:


要介護3におけるケアプランの重要性

ケアプランとは、利用者の心身状態や生活環境を評価して立案する介護サービス計画を指し、ケアマネジャーが作成します。
方向性は要介護度によって異なりますが、要介護3で重要なのは、ご本人だけでなくご家族の状況も含めた総合的なケアプランです。
24時間体制で介助が必要な要介護3の場合、具体的には以下の内容が重視されます。

  • 心身機能の維持
  • 介護者の負担軽減

とくに、介護者の負担軽減につながるサービスは、在宅での生活を続けるうえで不可欠な要素といえるでしょう。


【パターン別】要介護3のケアプラン例

要介護3のケアプランは、ご本人の生活環境や状況によって左右されます。
ここでは、代表的な以下3つのパターンに関する具体例を解説します。

  • 一人暮らしの場合
  • 在宅介護の場合
  • 施設入所の場合

なお、要介護3でサービス利用時の経済的負担を軽減する制度について詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしましょう。

【関連記事】要介護3でもらえるお金はある?状態像や利用できるサービス一覧も紹介


ケアプラン例①:一人暮らしの場合

要介護3では、日常生活での介助頻度が高くなるため、一人暮らしの割合は減少します。
ただし、認知症の状態やサービスの組み合わせ方によっては継続可能です。
実際、厚生労働省の調査によると要介護3で一人暮らし(単独世帯)をしている割合は9.0%です。

ここでは、以下のような状態にある85歳男性を想定します。

  • 脳梗塞による軽度の左半身麻痺や高血圧がある
  • 日常的な判断は可能だが、服薬や金銭の管理に見守りが必要である
  • 手すりがあれば短い距離は歩けるが、基本的に寝て過ごす
  • 妻は他界し、長男は県外在住で月に1回程度訪問する

具体的なケアプラン例は、下表のようになります。

サービス種類 目的 頻度と時間 月額の費用目安
訪問介護 生活援助 調理や掃除といった家事支援 1回45分程度×週7回 約5万5,000円
身体介護 体拭きなどの清潔保持 1回30分程度×週2回 約2万1,000円
訪問看護 ・健康状態確認
・服薬指導
1回30分程度×週2回 約4万1,000円
通所介護(デイサービス)※ ・機能訓練
・社会交流
6時間程度×週2回 約7万1,000円
福祉用具(車いすやベッドなど) 安全確保 約1万円
※入浴あり

上記の場合、月あたりの費用は1割負担で約1万9,000円です。
要介護3で一人暮らしをする場合には、訪問介護をメインとして、生活全般の支援が必要です。

とはいえ、このような幅広いサポートがあっても、認知症の進行や心身機能の低下により一人暮らしが難しくなる可能性もあるでしょう。
現状維持には、定期的な状態評価とケアプランの見直しが不可欠となっています。

引用元:


ケアプラン例②:在宅介護の場合

要介護3では、同居家族による在宅介護も多くみられます。
たとえば、以下の状態にある80歳女性のケースです。

  • 認知症が進行してご自身で家事を行えず、食事や排泄に介助も必要である
  • 歩行は不安定だが、手すりがあれば見守りで短い距離は歩ける
  • 82歳の夫と55歳の息子と暮らしている
  • 息子は日中働いており、主な介護者は腰痛がある夫となる

この状況を踏まえたケアプラン例は、下表のとおりです。

サービス種類 目的 頻度と時間 費用目安
訪問介護 身体介護 排泄や更衣の介助 1回1時間程度×週3回 約5万1,000円
訪問看護 ・健康状態確認
・ご家族の悩み相談
1回30分程度×週2回 約2万1,000円
通所介護(デイサービス) ・身体機能の維持
・ご家族の休息
6時間程度×週3回 約10万1,000円
短期入所生活介護(ショートステイ) ご家族の休息 1泊2日 約1万6,000円※
福祉用具(車いすやベッドなど) ・安全の確保
・介護負担の軽減
約1万円
※特別養護老人ホーム併設の多床室タイプで計算

上記における月額費用は、1割負担で約2万1,000円となります。
要介護3の在宅介護におけるケアプランでは、ご家族の心身負担軽減を図る目的で、デイサービスやショートステイなどが積極的に組み込まれます。

しかし、これらの幅広いサービスを利用しても、要介護3の在宅介護に限界を感じる方も少なくありません。
在宅介護を無理なく続けるコツや、検討しておきたい施設を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】【みんなも?】要介護3の在宅介護で「もう無理」と感じる理由と対処法

引用元:厚生労働省|介護報酬の算定構造


ケアプラン例③:施設入所の場合

施設に入所した際は、ホームに勤務しているか、連携している地域のケアマネジャーがケアプランを作成します。
たとえば、88歳の女性で以下のような状態を想定します。

  • 糖尿病があり薬や食事による管理が必要である
  • 認知症が進行しており、妄想の症状が出現する
  • 車いすであれば座る姿勢を保てるが、自力では立てない
  • ご家族は県外に住んでいて、月に1回面会に来る

上記の場合、ケアプラン例は下表のとおりです。

  特別養護老人ホーム 介護付き有料老人ホーム
目標 身体機能の低下を防ぎ、安全な生活を支える 個別性を重視して生活の質向上を図る
サービス内容 ・施設内のリハビリ参加
・集団でのレクリエーション参加 など
・糖尿病でも楽しめる
・食事内容1人ひとりに寄り添った活動支援 など
費用目安 介護サービス費※1 約2万7,000円 約2万7,000円
諸費用※2 10万円 15~30万円
※1 1割負担における1か月の自己負担額上限
※2 家賃や食費など

介護付き有料老人ホームでは、上記のように個々に寄り添ったサービスが提供されます。
ただし、初期資金が必要となるうえに介護サービス費や諸費用も地域や事業所ごとに異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

また、特別養護老人ホームは、入所までに数か月から数年の待機期間を要する場合も少なくありません。
両施設とも集団生活中心となるため、生活の自由度や待機期間がネックとなる際は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がおすすめです。

サ高住のメリットについては、次項を参考にしてください。
なお、有料老人ホームとサ高住の具体的な違いやおすすめな人を知りたい方は、下記の記事をチェックしましょう。

【関連記事】【一覧表付き】有料老人ホームとサ高住の違い|おすすめな人の特徴も解説

ゴールドエイジなら要介護3の多様なケアプランにも対応可能

要介護3では、生活環境によってケアプランが多岐にわたるため、専門家と相談しながら最適なサービスを選択することが重要です。
しかし、状況によっては在宅生活の継続に限界を感じる方も少なくありません。
そのような場合の選択肢として、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)があります。

弊社ゴールドエイジが運営するサ高住の9割は介護付きですが、公的施設と異なり、自宅のような生活を続けられる自由度の高さが魅力の1つです。
また、費用は平均16万円台(※)と比較的利用しやすい価格設定です。
※介護保険の自己負担分や月額料金込み

ほかにも、訪問や通所に加えて、定期巡回・随時対応型訪問介護看護など多様なサービスを付設した施設が多数あります。
これにより、要介護3のさまざまなケアプランにも対応可能です。

ゴールドエイジでは、施設内のケアマネジャーまたは地域との連携により、ご本人に適切なサービスを提供しています。
要介護3で適切なケアプランのもと、安心して毎日を過ごしたい方は、ぜひ施設一覧ページをご確認ください。

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まとめ:要介護3のケアプラン例は生活環境によって異なる

要介護3のケアプランは、一人暮らしや在宅介護などに適したサービスの組み合わせがあり、ご本人の状態や生活環境を総合的に検討することが大切です。
在宅での支援が困難な場合には、施設での専門的なケアも有効な選択肢となります。

弊社ゴールドエイジでは、要介護3の多様な状況に合わせたケアプランで、利用者様に寄り添った支援を提供いたします。
要介護3の状態で充実した生活を送りたい方は、施設一覧ページでお近くの施設をお探しください。

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【関連記事】サ高住とは?費用・入居条件・サービス内容・問題点など基礎知識を解説

この記事の監修

間井 さゆり

役職内部監査室長
保有資格介護支援専門員(ケアマネージャー)

2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。

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