老人ホームの知識
2026.01.23介護のお役立ち情報
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老人ホームの知識
掲載日:2026.01.26
更新日:2026.01.26
無資格・未経験から介護士になるには?就職・転職前に押さえたい大切なこと

実は、「介護士になるには資格や経験が必須」というわけではありません。
介護士とは介護業務に従事する人の総称で、無資格・未経験でも始められる仕事です。
しかし、初めて介護業界で働く方からすると「介護士になるには何が必要か」「おすすめの資格はあるか」など疑問も多いでしょう。
この記事では、無資格・未経験から介護士になるために必要な心構えについて解説します。
長く活躍できる介護士を目指す方におすすめの資格も紹介するので、介護士への就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
【基礎知識】介護士と介護福祉士の違い

介護士と介護福祉士の違いは、とくに保有資格の有無にあります。
具体的な違いは、下表のとおりです。
| 介護士 | 介護福祉士 | |
| 定義 | 介護に関する業務に従事する人全般 | 介護士のうち介護福祉士を保有している人 |
| 必要資格 | なし | 介護福祉士国家資格 |
| 仕事内容 | ・身体介護 ・生活援助 など |
・身体介護 ・生活援助 ・ご家族や関係者との連携 ・介護士への育成・指導 など |
介護士とは介護業務に従事する人全般の総称で、高齢者の日常生活をサポートする役割を担っています。
主な仕事内容は、以下のとおりです。
- 食事介助
- 排泄介助
- 入浴介助
- 家事のサポート
- レクリエーションの提供・企画 など
介護士は、利用者の能力やニーズにあわせたケアが必要であり、利用者の自立支援に基づいたサポートが求められています。
一方で、介護福祉士とは介護士の中でも「介護福祉士国家試験」に合格した国家資格保有者です。
介護士が担う介護業務はもちろん、ご家族や関係機関との連携や現場をまとめるリーダーとしての役割も求められます。
その分、介護福祉士は介護士よりも給料が高い傾向にあります。
介護士になるには資格や経験が必要?

介護士は、無資格・未経験からでも始められる仕事です。
実際、下表のように介護業務に従事している方のうち、介護福祉関係以外の学歴・前職の人は多くいます。
▼介護職員の最終学歴※
| 高等学校卒 | 55.8% |
| 高専・短大卒 | 12.7% |
| 大学・大学院卒 | 9.8% |
▼介護職員に従事する直前の仕事
| 介護・福祉・医療関係以外の仕事 | 39.6% |
| 施設系サービス | 19.5% |
| 通所系サービス | 10.3% |
ただし、将来的にスキルアップ・キャリアアップをしたい場合は、就職・転職後に資格取得を目指して勉強するのがおすすめです。
働きながら少しずつ資格を取得し、知識と経験を積んでいきましょう。
無資格・未経験の方におすすめの資格は、後述する「長く活躍できる介護士になりたい方へ!おすすめの資格」をご覧ください。
引用元:公益財団法人介護労働安定センター|令和6年度介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書 P.15・P.24
介護士になるには?資格や経験よりも大切なこと

介護士になるためには資格や経験だけではなく、以下3つのスキル・心構えをもつ姿勢も重要です。
- 人と関わるのが好きで尊重もできる
- コミュニケーション能力が高い
- 学び続けようとする姿勢がある
それぞれについて解説します。
大切なこと①:人と関わるのが好きで尊重もできる
介護の現場では多くの利用者・他介護士などと接する機会が多いため、人との関わりが好きで丁寧に対応できる姿勢が大切です。
利用者の中には、認知症を抱えた方やうまく意思を伝えられない方もいらっしゃいます。
そのような悩みを持った方とも積極的に関わりながら、相手の気持ちも尊重した心配りのできる人が介護士として向いているでしょう。
また、現場では他の介護士と連携しながら日々の業務に取り組みます。
良好な人間関係を築くためにも、他の介護士の意見を確認しながら仕事を進めていく力が必要です。
大切なこと②:コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人は、介護士に向いています。
ただし、ここでいうコミュニケーション能力は、単に「よく話せる」「おしゃべりがうまい」という話ではありません。
介護士で大切なコミュニケーションスキルとは、利用者の状況にあった声かけをしたり、希望や悩みを傾聴したりする力です。
たとえば、耳が遠い利用者に対しては、文字やジェスチャーを交えて伝える「非言語的コミュニケーション」も効果的です。
日頃から利用者とのコミュニケーションを重視していると、些細な体調・精神面の変化に気づけます。
また、他の介護士とのコミュニケーションにおいても、「報告・連絡・相談」の意識は欠かせません。
介護現場の状況や相手の立場を踏まえて意見交換できると、スムーズに業務に取り組めます。
利用者を支えるチームを構築するうえで、コミュニケーションは大切な能力の1つといえるでしょう。
大切なこと③:学び続けようとする姿勢がある
介護に関する知識や技術を学び続ける姿勢がある方は、介護士に向いています。
もちろん、外部の研修に参加したり、資格の取得を目指したりする行動も重要です。
しかし、研修参加・資格取得だけがゴールではありません。
実際の現場で学んだ知識・技術を実践して、新たな学びを見つけ出す意識が必要になります。
「現場が忙しく、研修・資格取得の時間がなかなか取れない」という方は、以下を取り入れるとより効果的です。
- 現場で上司や先輩から指導を受ける
- 職場内の研修には積極的に参加する
- 実際にいる利用者から介助方法を学ぶ
- 上司や同僚からおすすめの本を聞いて読む など
「目の前にいる利用者の悩みを解決してみたい」「もっと笑顔になってもらうために知識・技術を身につけたい」と努力し続けられる方は、介護現場でさらに活躍できるでしょう。
長く活躍できる介護士になりたい方へ!おすすめの資格

無資格・未経験でも長く活躍できる介護士になりたい方は、以下2つの資格取得がおすすめです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士
それぞれ詳しく解説します。
資格①:介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、介護業務で必要な基本姿勢や知識・技術を習得するための研修です。
無資格・未経験の方でも受講可能で、修了すると訪問介護で訪問介護員として従事できます。
「介護業務の基礎知識を学びたい」という方は、最初に受講しておきたい研修です。
実際、弊社ゴールドエイジでは、2025年より介護職員初任者研修を社内で実施し、14名の職員が受講・資格を取得しています。
代表的な介護資格の取り方やご自身の経験にあった資格を知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。
【関連記事】【まずは何から?】介護資格の取り方をパターン別に解説!難易度や受講料も
資格②:介護福祉士
介護福祉士は、介護のプロとして十分な知識・技能を持っていると認められた国家資格です。
介護の現場業務だけではなく、多職種との連携や他介護士への指導など担う役割は多岐にわたります。
介護福祉士の受験要件には、実務経験や実務者研修の修了が必要です。
短期間で取得できる資格ではありませんが、将来的には取得できるよう目指しましょう。
なお、弊社ゴールドエイジでは延べ149人のスタッフが入社後に介護福祉士の資格を取得しており、研修制度も充実しています(2025年2月時点)。
具体的な介護福祉士の取得方法や難易度について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事】【3ステップ】介護福祉士になるには?社会人・主婦向けの最短ルートも解説
ゴールドエイジでは介護士になりたい高卒・社会人の方を応援中

弊社ゴールドエイジでは、介護士としてスキルアップ・キャリアアップを目指す高卒や社会人の方を応援しています。
無資格・未経験者を対象にした研修や資格を取得するための支援制度も充実しており、介護の仕事が初めての方でも安心して働ける職場です。
「やりたい気持ちを尊重してくれるところで働きたい」と考えている方は、採用情報ページをぜひご覧ください。なお、サ高住で働く職員の様子は、以下のInstagram投稿でもご覧いただけます。
この投稿をInstagramで見る
まとめ:介護士になるには資格よりも人柄や心構えが重要

介護士は高齢者の生活をサポートする役割を担っており、無資格・未経験でも始められます。
もちろん資格取得や経験の積み重ねも大切ですが、現場でかかわる利用者を笑顔にできる人柄・心構えも重要です。
資格取得を通して、利用者が安心して過ごせるための術(すべ)をより多く学びましょう。
なお、弊社ゴールドエイジでは、「利用者を笑顔にしたい」「介護のプロを目指したい」という方を応援しています。
介護士向けの研修や資格支援制度といったサポートも万全で、働きながらスキルアップ・キャリアアップも可能です。
「初心者でも安心できる環境で介護士になりたい」という方は、採用情報ページをぜひご覧ください。
【関連記事】【介護の資格】未経験者・経験者向けの種類一覧|特徴や取得難易度も解説
【関連記事】介護資格の難易度ランキングTOP10!経験年数ごとのおすすめ資格も解説
【関連記事】訪問介護員(ホームヘルパー)になれる資格一覧!取得にかかる時間や費用も
この記事の監修

間井 さゆり
| 役職 | 内部監査室長 |
| 保有資格 | 介護支援専門員(ケアマネージャー) |
2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。