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掲載日:2025.12.02
更新日:2025.11.24
要介護3の方で入居・入所が多い施設とは?サービス・費用や選び方も解説

要介護3は身体機能や認知機能の低下がみられ、日常生活の多くで介護が必要になります。
在宅生活が困難になり、施設へ入居・入所の検討が必要な場合も少なくありません。
しかし、「安心して生活できる施設をどのように選べばよいのだろう」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、要介護3の方が入居・入所できる施設の特徴や費用を解説します。
入居・入所先を決める際に、知っておきたい選定のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
要介護3とは

要介護3は心身機能が低下して自分でできない動作が増えるため、日常生活における多くの場面で介助が必要な状態です。
具体的にできなくなる動作は、以下のとおりです。
- 寝返り
- 排泄
- 衣服の着脱
- 口の中の清潔保持 など
上記に加えて、歩行や入浴などの動作も難しくなっているため、介助にかかる時間が多くなります。
また、記憶力や理解力が低下して、認知症が進行しているケースも少なくありません。
認知症の進行により、昼夜を問わず徘徊したり、妄想が出現したりする場合もあるため、介護にかかる負担は大きくなってしまいます。
そのため、要介護3は在宅生活から施設入所の検討が増える介護度でもあります。
要介護3において在宅介護が難しいと感じる場合は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】【みんなも?】要介護3の在宅介護で「もう無理」と感じる理由と対処法
要介護3の方が入居・入所できる施設の特徴と費用

要介護3の方が入居・入所できる代表的な施設は、下表のとおりです。
| 施設 | 特徴 | 月額費用 |
| サービス付き高齢者向け住宅 (サ高住) | バリアフリーの環境で、安否確認や生活相談などのサービスが受けられる施設 | 10〜30万円程度 |
| 特別養護老人ホーム (特養) | 要介護3以上の高齢者が、24時間体制で介護サービスが受けられる施設 | 9〜15万円程度 |
| 介護老人保健施設 (老健) | 在宅復帰に向けて、医療行為やリハビリが受けられる施設 | 8〜14万円程度 |
| 認知症対応型共同生活介護 (認知症グループホーム) | 認知症のある高齢者が、家庭的な雰囲気の中で生活ができる施設 | 7~20万円程度 |
| 介護医療院 | 長期的な療養が必要な高齢者が、医療ケアを受けながら入所できる施設 | 9〜17万円程度 |
各施設のサービス内容や費用の詳細について、詳しく見ていきましょう。
施設を利用する際の自己負担額を減らす方法について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】要介護3でもらえるお金はある?状態像や利用できるサービス一覧も紹介
施設①:サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サ高住はバリアフリー構造の住宅で、安否確認や生活相談などの生活支援を受けながら暮らせる住居です。
自立から軽介助の方を対象にした自立型と、要介護度が高くても入居できる介護型に分けられます。
自立型では外部の介護サービスを利用できますが、介護度が悪化した場合は退去させられる可能性があります。
要介護3の場合、介護型であれば常駐のスタッフに介護を受けながら生活できるため、入居継続が可能です。
なお、サ高住の月額費用は10〜30万円程度で、地方に比べて大都市圏の方が高い傾向にあります。
施設内のサービス内容により、費用に幅があるのも特徴です。
比較的自由度が高く、施設によってサービス内容もさまざまなので、できるだけご自身の希望に沿った生活がしたい方におすすめです。
サ高住の入居条件や問題点などについても知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】サ高住とは?費用・入居条件・サービス内容・問題点など基礎知識を解説
施設②:特別養護老人ホーム(特養)
特養は常時介助が必要な高齢者が、24時間体制で介助が受けられる施設です。
原則、要介護3以上の方が対象で、重度の介護が必要な方でも生活ができます。
設置主体が地方公共団体や社会福祉法人となっており公益性の高い施設なので、入居費用が比較的安い点も特徴です。
月額費用は9〜15万円程度で、他の施設より低めの金額になっています。
このように、特養は費用の安さや終身利用ができる点が魅力の施設ですが、待機者が多くなっています。
特養に早く入れる方法が知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】特養に早く入れる方法5選!成功しやすい人の特徴や平均的な待機期間も解説
施設③:介護老人保健施設(老健)
老健は在宅復帰や在宅生活の継続を目指して、リハビリや医療ケアが受けられる介護施設です。
介護スタッフだけではなく、医師やリハビリスタッフが配置されています。
病院など医療施設からの退院後や在宅生活が困難になったタイミングで、集中的なリハビリや自宅環境の調整が必要とされた場合に入所が検討されます。
ただし、原則3か月で退所の検討がされるため、長期的な入所が困難な場合がある施設です。
なお、月額費用は8〜14万円程度です。
集中的なリハビリや特別な介護支援を受けると料金が加算されるため、費用の増減があります。
終身利用ではなく、在宅での生活を見据えたサービスを受けたい場合におすすめの施設です。
施設④:認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)
認知症グループホームは、認知症の高齢者が家庭的な雰囲気の中で生活を送るための施設です。
1グループが5人〜9人となっており、少人数で生活しながら食事や排泄などの介護が24時間受けられます。
また、家庭的な雰囲気を作るために、家事や調理を職員と共同で行う場合もあります。
月額費用は、7〜20万円程度です。
サ高住と比較すると安くなっていますが、その他の施設に比べてるとやや高い金額です。
認知症のある方が、アットホームな雰囲気の中で生活をしたい場合に入所の候補になります。
グループホームのメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】【一覧表】有料老人ホームとグループホームの違い|メリット・デメリットも
施設⑤:介護医療院
介護医療院は、介護が必要な方に長期間の医療を提供するための施設です。
医療ニーズの違いにより、Ⅰ型とⅡ型の2つに分けられています。
Ⅰ型は医療ニーズの高い方が、Ⅱ型は病状が安定しており、医療ニーズの低い方が入所できます。
なお、月額費用は9〜17万円程度です。
医療ニーズに対応できる人員配置や設備になっているため、特養などに比べて高額になっています。
長期的な医療が必要で在宅生活が難しくても安心して暮らしたい方は、介護医療院への入所を検討してみましょう。
介護医療院の創設背景や種類について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】介護医療院と病院(介護療養型医療施設)の違い|創設の背景や種類も解説
【要介護3の施設】入居・入所先を決める際の選定ポイント

要介護3で入居・入所先を決める際は、希望条件を整理して、入居条件やサービス内容とマッチしているかを確認しましょう。
チェックしたい具体的なポイントは、以下のとおりです。
- 入居・入所の目的
- サービス内容
- 認知症の状態
- 費用
- 立地条件 など
要介護3は、常時介助が必要な状態であり、在宅生活が困難なケースが少なくありません。
在宅生活の継続を目指すのか、終身利用を希望するのかで選ぶ施設が異なってきます。
たとえば、介護老人保健施設は在宅復帰を目指す施設ですが、終身利用は困難です。
終身利用を希望する場合は、状態が悪化した場合の対応も確認しておくとよいでしょう。
医療ニーズや認知症の悪化がある場合は、どこまで対応可能かも要チェックポイントです。
要介護3の入居・入所先選びでは現在の状態はもちろん、状態の変化を考えて長期的な視点で検討してみてください。
要介護3でも安心して生活できる施設を探している方は

要介護3で安心した施設生活を送りたい方は、弊社ゴールドエイジが運営するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がおすすめです。
要介護3は介助が必要な場面が増えるため、24時間体制での対応が求められます。
ゴールドエイジは9割以上が介護型の施設ですので、要介護3で常時介護が必要な方でも安心です。
また、要介護3は心身機能の低下や認知症の悪化がみられる介護度でもあります。
ゴールドエイジのサ高住は館によっておよそ10〜25%の方が認知症であり、共同生活が可能であれば入居に問題ありません。
理学療法士9名、作業療法士4名が配置されており、リハビリによる心身機能の維持・向上にも取り組めます。
さらに、バイキングの実施や季節の行事など、施設内の生活を楽しむための工夫も充実しています。
要介護3でも生活の質を保ち、希望の条件に近い生活を送りたい方は、ぜひ一度施設一覧ページをご覧ください。
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まとめ:要介護3は入居・入所できる施設の選択肢が多くなる

要介護3では特養の入所条件を満たすなど、入居・入所できる施設の選択肢が増えます。
希望する生活を整理して、入居・入所の条件やサービス内容と照らしあわせながら、施設を選びましょう。
なお、弊社ゴールドエイジでは、要介護3の方が少しでも快適な生活が送れるよう、多様なニーズに対応したサービスを提供しています。
要介護3でも安心した生活が送りたい方は、施設一覧ページをご覧いただき、お近くの施設を探してみてください。
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【関連記事】要介護3のケアプラン例|一人暮らし・在宅介護・施設入所のケースを解説
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この記事の監修

間井 さゆり
| 役職 | 内部監査室長 |
| 保有資格 | 介護支援専門員(ケアマネージャー) |
2006年入社 ゴールドエイジの創業当初から介護事業運営に幅広く携わり、介護支援専門員、館長、内部監査員などを歴任し発展を支えてきた。
現在は内部監査室長としてゴールドエイジの介護事業運営の適正化、効率化を支えている。